機動戦士ガンダム
2266話
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から射出され、次に俺の乗っているガンキャノンがカタパルトデッキに移動する。
スキー……ね。さて、一体どうなる事やら。
カタパルトデッキによる出撃というのは、それこそ今まで何度も体験している。
だからこそ、メカニックから示されたアドバイスについても、大体理解出来た。
「イザーク・ジュール、ガンキャノン、出るぞ!」
その俺の言葉と共に、ガンキャノンはホワイトベースから射出される。
もっとも、アムロのガンダムと違ってガンキャノンはホワイトベースの守備が主な任務だ。
ガンキャノン用のビームライフルを手に、まずは格納庫で確認出来なかった機体の様子を確認する。
まだ設定とかはデフォルトのままで、俺用に調整されている訳ではないというのもあるが、やはり重装甲の為か機体の反応が鈍い気がする。
R2型をホワイトスターから持ってくればよかったか?
そう思いつつ……
『イザーク、ミサイルが接近中! ガンダムが通した! どうにか出来るか!?』
不意にブライトからの通信が入ってきた。
その言葉にレーダーを確認する。
ミノフスキー粒子散布下で使われる事を前提として開発されただけあって、レーダーにこの状況でもしっかりとミサイルが近づいてくるのが映し出されている。
もっとも、ミノフスキー粒子散布下だけあって、そのレーダーの範囲は決して広いものではなかったのだが。
にしても、いきなりか。
せめてビームライフルの照準とかの調整をしたかったんだが……まぁ、取りあえず今の状況ではしょうがない、か。
それにビームライフルが外れても、バルカンを使って迎撃が出来る。
ルナ・チタニウム製の……それも、ガンダムよりも装甲の厚いガンキャノンであれば、ミサイルが間近で爆発した事による被害は気にしなくてもいい。
……そう考えれば、厚い装甲ってのもそれなりに使い道はあるんだよな。
そもそも、ジオン軍のドムだって重装甲を売りにして、それでジオン軍の次期主力量産MSの座を勝ち取った訳だし。
素人とか新人とかが乗るという点では、重装甲の方が向いているのは間違いない。
そんな風に考えている間にも、ミサイルがこちらに向かってくる。
その数、4発。
アムロの奴、結構攻撃をミスってるな。
いやまぁ、ガンダムの性能は高いのかもしれないが、乗っているアムロはまだ素人だ。
ニュータイプであっても、操縦に手間取るという事は有り得る。
そんな風に考えつつ……まずはビームライフルよりも射程の長い、両肩の低反動砲を使う。
これはビームではなく実弾を撃つが、240mmという極めて大口径の砲弾を発射出来る。
ましてや、何気に連射速度も高く、あくまでもカタログスペック上だがザクマシンガン級の連射が出来るらしい。
……
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