機動戦士ガンダム
2265話
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オン軍が高い技術力があるという事だったが、連邦軍も十分脅威の技術力を持っていると言える。
MSの技術については、連邦軍の10年先を行くと評される事が多いジオン軍でも開発されていないビームライフルの開発に成功したというのも大きい。
また、俺が乗る事になっているガンキャノンだが、運動性という点ではガンダムに劣るものの、防御力という点ではガンダムよりも上らしい。
何しろ、装甲がルナ・チタニウム製だというのだから……それは驚くべき事だろう。
ルナ・チタニウムは非常にコストの高い代物で、ヅダですら関節部分に使うのがやっとという有様だ。
にも関わらす、ガンダムとガンキャノンは両方とも装甲が完全にルナ・チタニウム製なのだ。
正直なところ、ガンキャノンは勿論、ガンダムの装甲ですらザクマシンガンで撃破するのは難しいだろう。
勿論、あくまでも装甲を破壊するのが無理だというだけだって、撃たれれば衝撃はある。
丁度SEED世界で俺がPS装甲を使った機体に対処した時のように、その衝撃で内部のパイロットに対してダメージを与えるといった真似は出来るだろうが。
『どうだね、ガンキャノンの操縦は問題なく出来そうかね?』
通信モニタに表示されたのは、ブリッジでベッドに寝ていた老人。
あの後で詳しい話を聞いたところ、パオロというこの老人はやはりホワイトベースの艦長だったらしい。
だが、ジオン軍の攻撃によって怪我をし、現在はこうしてベッドの上にいるらしい。
士官候補生でありながら艦長をする事になった、ブライトの補佐という面が強いのだろう。
「そうだな。両肩の大砲はともかく、機体を動かすのは特に問題はない。ビームライフルも、かなりいいしな」
取説によると、ガンキャノンの持つビームライフルの性能は、ガンダムの物よりも高い。
もっとも、その為に若干ガンダムのビームライフルよりも大きくなっており、取り回しには微妙に難があるのだが。
ちなみに、ガンタンクの方には当然ビームライフルはない。
いやまぁ、そもそもの話として、ガンタンクの両手はミサイルの発射口になっているしな。
グフのフィンガーバルカンもそうだが、せっかくの手を手として使えないようにするのは、正直なところどうかと思うんだが……
まぁ、ガンタンクの場合はガンキャノンよりも砲身の長い大砲を両肩に背負っているから、完全にトラゴスやザウートのような使い方をすると考えて、両手を自由に使えるという事に意味を見いだせなかったのだろう。
『ふふっ、そうか。君のお墨付きを貰えたのであれば……』
「けど」
満足そうにしていたパオロの言葉に割り込むように、俺は言葉を挟む。
『……何かね? 何か不都合な事でも?』
「ああ、不都合というか、何故こうなったのかと
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