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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2264話
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ッジに俺を呼ぶという事は、まず間違いなく重要な要件なのは間違いない。
 それも、恐らく呼んでいるのは艦長代理らしいし。
 ……にしても、艦長代理? 代理ってことは正式な艦長という訳ではない事を意味する。
 そうなると、正式な艦長は一体どうなったんだ?
 SEED世界での時の事を考えると、恐らくこれまでのジオン軍の攻撃によって死んだとかか?
 あの時も結局本来の艦長は死んで、技術者の筈のマリューが大尉という階級から艦長になったしな。
 恐らく、ここで行われているのも同じような事なのだろう。
 暫くこのホワイトベースに乗るのであれば、どういう奴が艦長代理をしているのかを見ておくのも面白いだろう。
 そんな訳で、俺は軍人の言葉に従って、そのままホワイトベースの通路を移動する。
 だが……そうやって移動している間にも感じるのは、やはり避難民の多さだ。
 通路にもかなりの数が座り込んでおり、普通に移動するだけでも結構厳しいものがある。
 そうなると、この先で色々と厳しくなるのは間違いない。

「これ、本当に大丈夫なのか? 食料とか水とかそういうのもだけど、これだけ人数を詰め込むような真似をすれば、避難民のストレスもかなり問題になると思うけど」
「ああ、その辺は心配いらない。ルナツーに到着したら、下ろす予定になっている」
「あー……うん」

 軍人の言葉に、俺はそうやって曖昧な言葉を返す事しか出来ない。
 サイド7が攻撃され、コロニーも崩壊した訳ではないが大きな損傷を受けている。
 そんな状況で、連邦軍の秘密兵器たるMSとその運用艦がどこに向かうか。
 普通に考えれば、ここから一番近い場所となるだろう。
 そして、このサイド7から一番近い連邦軍の拠点……いや、そもそも宇宙に残っている拠点で連邦軍の軍事基地と呼べる場所は、ルナツーしかない。
 それを考えれば、この軍人の言う事は理解出来るし、一般的に考えて正しいのだろう。
 だが……問題なのは、今の状況でルナツーがまだ無事なのか、という事だ。
 月に攻めて来た一件や、ルナ・ジオンを侮辱するかのようなあの演説。
 あれによってブチ切れたルナ・ジオン軍は、連邦軍に対する制裁の意味も込めてルナツーを攻略中の筈だった。
 実際に、既にもうルナツーが攻略されたのか、それともまだ攻略中なのか……あるいは、まだ攻略前なのかは分からないが、ルナ・ジオン軍の戦力を考えれば、ルナツーが持ち堪えられるという選択肢は存在しない。
 つまり、ホワイトベースがルナツーに向かっても、ルナツーは既にルナ・ジオン軍に占拠されているか、場合によっては未だに攻略中という可能性もある。
 とはいえ、もしルナツーが攻撃されれば、その辺りの情報がホワイトベースに入ってきてもおかしくはない。
 それがないという
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