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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第15話 今後の展望
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いならばそれでいいと思うぞ。となると、狙われる可能性の高くなる移動中をどうするかだよな……」
「フローラの家微妙に遠いから、その間何があるか分からないですよね……」
パードレの言葉に付け足すように、セレシアも言葉を発した。フローラの実家がある町は、汽車を使えば割と早く往来が可能になるが、1人で汽車に乗るとなるとそこを狙われた時に対応しきれない。
そうなると、誰かしらが汽車に乗って往来することになるのだが……
「誰かが一緒についていってもいいんだが、そいつが帰り道に襲われることだってあるわけだからな……。そのまま帰ることが出来る人材が一番最適だな」
「だったら……あたしが付き添いしますよ? そこまで近くはないけど、そのまま学校に帰ってくることなしでいられますからね」
迷いなくセレシアがそういうと、パードレは少しだけ渋い顔をした。何か懸念事項があるのか、すぐには縦に首を振らなかった。
だが、数秒の唸りでは背を腹に変えられなかったのか、渋い顔のままでこう言った。
「付き添いがセレシアというのは、正直あまり取りたくはない手段だったが、やむを得んか……。よし、頼む」
「はい、分かりました!」
パードレからの頼みを、セレシアは元気よく二つ返事で引き受ける。それを見たパードレは、うむと頷いてさらに続けた。
「もし可能なら休日の間は自宅でゆっくりと過ごすといい。ダメだったらそのままとんぼ返りしてこい。その費用と退屈しないくらいの休日案なら俺のポケットマネーと脳みそから出してやるから」
「あ、いえ、そこまでしてもらわなくても……」
「これでも校長だ。そしてそれ以前に大人だ。その年でそれだけ気遣いが出来ることはいいことだが、自分の身を守ってもらう時まで気遣わなくていいぞ。まだ守ってもらう立場だからな」
「……すみません。ありがとうございます」
やや過剰にも思えるパードレの気遣いに対して、最初は断ろうとしていたようだったものの、パードレの心に染みる言葉で考えを変えたのか、フローラは礼を言って深々と頭を下げていた。
隣にいたセレシアも少しだけ涙を誘われるほどに、その言葉は心に響いた。苦労の多いこの世界では、こういう言葉は余計に響く。
「エースとミストにもこちらで事情を話して駅まで同行させるから、道中は楽しく過ごすといい。そして休日を楽しんでくるとなおよしだ」
「はい、分かりました」
「とりあえず今回は以上だ。授業の準備もあるだろうから、そろそろ行くといい」
最後は校長らしく綺麗に事柄をまとめ上げて、この報告は完全に終わることとなった。セレシアとフローラは校長室を後にすると、教室のあるフロアまで戻り、それぞれの教室へと戻っていった。
そし
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