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永遠の謎
549部分:第三十二話 遥かな昔からその十
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にある」
 天界の系譜にあるだ。その城にだというのだ。
「そして騎士はその世界にいるのだ」
「バイエルン王を理解できるその騎士」
「彼はそこにいますか」
「そういうことだ。彼等はそこにいる」
 ビスマルクはまた言う。
「そしてその彼もまた、だ」
「バイエルン王を理解できる」
「そうした存在ですか」
「あの方を理解できる者は僅かだ」
 そのことにだ。ビスマルクは残念なものを感じていた。それが王にとって幸せなことにはならないことがわかっているからだ。それでこう述べたのである。

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