機動戦士ガンダム
2263話
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だったが、まさかMSだというのをあっさり認めるとは思わなかった。
ああ、でももうガンダムを人目に晒し、それどころかアムロのような素人が動かしてしまった以上、隠してもどうしようもないのか。
「このままサイド7から逃げるのなら、間違いなくジオン軍は追ってくる。そうなると、対抗出来るのがアムロのガンダムだけだと、色々と不味い気がする。だとすれば、あのトレーラーはどうにかしてホワイトベースに持っていった方がいいと思うけどな」
「……ああ、そうか。そうなるのか。そうだな、ジオン軍が追ってくるのなら……」
恐らく、この軍人もいきなり状況に色々と戸惑っているのだろう。
俺の言葉を聞き、ようやくそれを理解したように頷く。
「ただ、MSを操縦出来るパイロット候補生が何人残っているのか……もしいない場合、邪魔になるだけにならないか?」
「ここに残っているMSはガンダムと同じ部品を使っているのなら、いざという時にパーツ取り用のMSとしても使えるし、それにアムロみたいにいきなりMSを操縦出来る奴がいないとも限らないだろ?」
もっとも、アムロと同じような能力を持った奴が、そう多くいる筈はないが。
ただ、一応メリルもMSの操縦は出来るという話だし、俺もMS操縦は出来る。
連邦軍のMSの性能を確認するなり、もしくは奪取するなり……その辺りの事情を考えても、俺達がMSパイロットとして名乗り出てもいいかもしれないな。
そんな風に思っていると、フラウと何か言葉を交わしていたアムロが再びガンダムに何とか乗り込み、起動させるのだった。
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