547部分:第三十二話 遥かな昔からその八
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い」
パルジファルとは清らかな愚か者という意味だ。王は清らかだがそれでもだ。愚かではないというのだ。そしてその愚かさについてもだ。ビスマルクは言及したのだった。
「パルジファルも当初は愚かだった」
「どうも白痴の様ですね」
「そうした愚かさですね。あれは」
「原点や伝え聞く脚本によりますと」
「しかしその愚かさは消えてなくなる」
これがパルジファルという物語の根幹にあるものだ。清らかな愚か者は愚かではなくなるのだ。清らかな賢者になりだ。聖杯城の主となっていくのである。
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