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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第73話
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ぎに気づいて\組のようにグラウンドに出てきたミハイル少佐は疲れた表情で溜息を吐き、トワは苦笑しながら話を変えるためにヴァリマール達の戦闘についての感想を口にし
「フン…………見事だ。」
シュミット博士は満足げな笑みを浮かべてヴァリマール達に称賛の言葉を贈った。


「ぜえぜえ…………ただでさせ生身でも化物なのに、騎神を使ったらよりとんでもない化物じゃねぇか…………騎神ありの分校長ならマジで”英雄王”やセリカともタメを張れるんじゃねぇか?」

「うふふ、ファーミシルスお姉さんやカーリアンお姉さんには勝てるかもしれないけど、パパやセリカお兄さんは”別次元の強さ”だから騎神を使った分校長でも正直勝率は非常に低いと思うわよ?」

「ハハ、それでも陛下達相手に”勝率が存在している時点”で凄いと思いますけど。(3対1での辛勝…………さすがは伝説の最高の武人にしてメンフィルの守護神か。)」
リィンに通信をしてきたランディの感想にランディに続くように通信してきたレンが自身の推測を答え、レンの推測にリィンは苦笑した後リアンヌ分校長の強さに感心していた。するとその時リアンヌ分校長が通信に入ってきた。
「フフ、見事です。その若さにしてその武、3人とも先が愉しみです。」

「はは…………そりゃどーも。」

「…………こちらこそいい勉強になりました。」

「うふふ、レンとパテル=マテルにとっても貴重な経験になったわ♪」
リアンヌ分校長の称賛にリィン達はそれぞれ苦笑しながら受け取った。そしてアルグレオンは立ち上がって生徒達に視線を向けた。

「――――良き具合に闘気も発散できました。それでは[組の面々にも改めて稽古を付けるとしましょうか?」
―――こうしてリアンヌは[組メンバーにも(優しく)稽古を付け…………全員、疲労困憊になったもののかつてない充実した教練となったのだった。

そして、昼休みが終わっても生徒達の興奮が冷めやらぬ中―――本校舎の戦略会議室において今週末の演習予定地が発表された。


〜第U分校・軍略会議室〜

「フォートガード州かぁ…………海産物とかで有名だよね。」

「西部沿海州の盟主、新海都フォートガードもあるのか。」

「おおっ、カジノで有名なラクウェルもあるじゃん!」

「…………夏至祭の時期…………領邦会議もあるんですよね…………」

「例の”結社”の動きもさすがに気になるね……」

「そ、それに……フォートガードはクロスベル帝国領と化して、”総督”も兼ねているユーディット皇妃陛下の本拠地にしてラマールの盟主でもあるオルディスと隣り合っているけどクロスベル関連で何も問題が起こらないといいんだけど……」

「まあ、ユーディット皇妃陛下は父君であった
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