機動戦士ガンダム
2262話
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然のようにヅダよりも上なのは間違いない。
防御力はルナ・チタニウムを装甲に使っている事からガンダムが上。
攻撃力も、ビームサーベルを持っているガンダムが上だろう。
ビームをサーベルにしているという事は、恐らく他にもビーム兵器がある可能性があり、ビームライフルとかがあってもおかしくはない。
その辺の事情を考えると、攻撃力という点でもガンダムが上だと思ってもいいだろう。
唯一、ヅダでガンダムに勝利する可能性があるのは、機動力か?
もっとも、それはあくまでも宇宙空間での話だが。
ぶっちゃけ、ザクマシンガンを食らっても全く効果がないとなると……より破壊力が高いが速度が遅いバズーカか、もしくはマリオンが乗っているSP型のように更に強力なスナイパーライフルの類とかでもなければ、ガンダムに有効なダメージは与えられないだろう。
「アムロ!」
唐突にフラウの悲鳴が周囲に響く。
取っ組み合いをしていたザクとガンダムだったが、やはり操縦技術の差が出来たのだろう。
ザクの胴体にしがみつくかのようにしているガンダムの背中に向け、ザクは両手を組み合わせて叩きつけていた。
というか、最初にアムロにやられたザクのパイロットと違って、今アムロと戦っているザクのパイロットはそれなりに腕がいい。
まぁ、連邦軍の基地で白炎を見た時も冷静に判断して、自分の手に負えないと分かればすぐに脱出していたし……それを考えれば、恐らくそれなりにベテランといったところなのだろう。
そんな風に思っている間にもザクはガンダムを殴りつけ、最後に蹴りを入れる。
その蹴りによって吹き飛ばされたガンダム目掛け、更に追撃を加えようとするザク。
フラウの口から再び悲鳴が上がり……これは助けた方がいいのか? と判断し、炎獣を生み出そうとした瞬間、ガンダムが動いた。
倒れたガンダムを踏みつけようとしたのか、跳躍したザクに向かい……すれ違いざまに、ビームサーベルを突き立てたのだ。
先程のように横薙ぎの一閃という訳ではなく、突きで。
それも、狙ったのか、もしくは偶然そうなっただけなのかは分からないが、コックピットだけを狙っての一撃。
……いや、これは恐らく偶然じゃないな。アムロのニュータイプ能力が発揮された形、とそう思ってもいい筈だ。
ともあれ、コックピットをビームサーベルで貫通されたザクは、身体中から火花を散らしつつも、爆発せずに地面に崩れ落ちるのだった。
「アムロ……」
さっきからフラウはアムロの名前しか呼んでないような気がするけど、フラウの立場としては当然なのだろう。
ともあれ、アムロが無事だと知ったフラウの身体からは力が抜け、それを確認してから、フラウを掴んでいた手を放す。
「フラウ!」
そんなフラウに、両親
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