第七千四百六十七話 エカテリンブルグの食べものは
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第七千四百六十七話 エカテリンブルグの食べものは
大阪の食べもの達を見てです、ロシアは困ったお顔になりました。
「これはまずいかな」
「はい、私達が見ても美味しそうです」
ロシア妹がお兄さんに言います。
「どれも」
「うん、エカテリンブルグにはね」
「流石にです」
「あれだけのものはないよ」
たこ焼きやお好み焼き、織田作之助さんの善哉や鰻丼やカレーといったものはです。勿論串カツもです。
「本当に」
「そうですね」
「ううん、デザートの善哉は」
ロシアはその夫婦善哉を見ています。
「僕も食べていいかな」
「いいですがただ」
「ここで食べたら負けかな」
「はい、今は我慢しましょう」
「ライバルが宣伝で出してる食べものを食べますと」
「この場合負けだからね」
それを認めると同義語だからです。
それでロシアも今こらえています、ですがそれでも大阪の食べものの好評さに深刻な危機を感じていました。
第七千四百六十七話 完
2018・12・18
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