暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2261話
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ザクマシンガンを手にガンダムに近づいていく。
 頭部バルカンというのは、牽制を始めとして非常に使い勝手の良い武器ではあるが、FS型でもそうだったように、どうしても弾数の問題がある。
 元々、MSの頭部にはカメラを始めとして様々な部品が収納されている為に、どうしても頭部バルカンの弾数は少なくなる。
 これが実弾の大きな欠陥……と言ってもいい。
 ビームバルカンであれば、弾数の心配とかは全くしなくてもよく、それこそ動力炉がエネルギーを生み出し続ける限りバルカンを連射出来るのだが。
 とはいえ、ビームバルカンにも欠点がない訳ではない。
 動力炉で生み出したエネルギーをビームに変換してバルカンの弾丸として使っている以上、何らかの理由で動力炉が停止してしまえば、ビームバルカンとして使えなくなる。
 だが、実弾兵器としてのバルカンであれば、動力炉が停止してもバルカンの機構さえ無事なら発射出来る……かも、しれない。
 いやまぁ、動力炉が止まっている状態でバルカンの機構が無事な可能性がどれだけあるのかと言われれば、正直微妙なところなんだよな。
 そんな風に俺が思っている間にも、バルカンの弾丸がなくなったガンダムに向け、ザクはザクマシンガンの銃口を突きつけ……だがその瞬間、バルカンを撃ち終わった後は全く行動を起こしていなかったガンダムが、不意に動き出す。
 自分に向けられているザクマシンガンの銃口に、手を伸ばしたのだ。
 これが人間であれば、自殺行為以外のなにものでもないのだが……現在それをやっているのは、MSだ。
 そして……ザクマシンガンが発射される。だが……

「随分と固いな。寧ろ、普通に発射出来た事にも驚いたが」

 先程の俺の蹴りによって、もしかしたら銃身が歪むなりなんなりしてもおかしくなく、そのような事になっていた場合、当然銃弾は発射されない。
 場合によっては、それこそザクマシンガンそのものが破壊されてもおかしくはなかったのだ。
 勿論無事に発射されたからといって、その弾丸が目的の場所にきちんと命中するとは限らない。
 だが、今回に限ってはそのようなことを心配する必要は全くなかった。
 何しろ、ガンダムはその突き出していた掌でザクマシンガンの弾丸を受け止めたのだから。
 普通なら、手というのは関節が多い為にかなり脆い。
 勿論、ニーズヘッグのような例外もあるが、取りあえず普通ならかなり脆いのは間違いなかった。
 だが、ガンダムの掌は至近距離、それこそ銃口に触れるか触れないかという場所でザクマシンガンの銃弾を受けたというのに、それでも破壊されている様子はない。
 あくまでも外から見ているだけなので、もしかしたら衝撃によって内部で何らかの部品が壊れているという可能性も否定は出来ないが……外から見ているだけでは、掌が壊れ
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