第57話 守護者との死闘
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「はぁぁぁ!!」
あたしはトロイメライのレーザー攻撃をかわして赤い腕に金剛撃を叩き込んだ。さっきのアガット達の一撃で大分ダメージが蓄積されていたのか赤い腕は煙を上げて機能を停止した。
「よし、これでアーツが使える!喰らえ!」
ヨシュアはトロイメライの周囲に魔爪を召喚してそのボディをズタズタに切り裂いた。
「あいつのボディは硬い、なら狙うとしたら……ヨシュア!」
「……!そういう事か、任せてエステル!」
あたしはヨシュアにアイコンタクトを送ると彼は過ぎにあたしの考えを読み取ってトロイメライを翻弄するように動き出した。
それに釣られたトロイメライはヨシュアに目掛けてレーザーを放とうとお腹の装甲を開いて砲台をさらけ出す。
「まだ駄目よ、チャンスを待たないと……」
あたしはエネルギーが一番溜まる瞬間を待つ、そしてエネルギーが充填されてレーザーが放たれようとする。
「今だ!」
その瞬間を待っていたあたしは、事前に準備していたアーツ『フォトンシュート』を奴のお腹の砲台に放った。
綺麗に奴のお腹に吸い込まれていったフォトンシュートは砲台に直撃する、するとエネルギーが暴発して砲台が大きな爆発を上げた。
「やったわ!」
確かな手ごたえを感じたあたしは、思わずガッツポーズを取った。
「エステル、まだだ!」
ヨシュアの指摘通りトロイメライはまだ生きていた。お腹から煙を上げながらも立ち上がったトロイメライの背中の突起物が光り出す。すると両腕にエネルギーが集められていきこの部屋全体を包み込むように電撃が走り出す。
「な、なんかヤバそうよ」
「マズい、直にアースガードを使うんだ!」
あたしは事前に準備していたアースガードで防御しようとするが、背後に皆がいることを思いだした。
「ヨシュア!皆が!」
「しまった……!!」
そしてトロイメライから膨大なエネルギーが放出されてあたし達を爆炎が包み込んだ。部屋全体を煙が多い暫くすると傷ついたあたしとヨシュア、そして無傷のティータ達が姿を現す。
ぐふっ……何とか間に合ったわね。
「お姉ちゃん!お兄ちゃん!」
「ま、間に合ったみたいだね」
「大丈夫、ティータ?」
「私達は大丈夫だよ!でもお姉ちゃん達が!」
あたしとヨシュアは皆を守る為にアースガードを皆に使った。何とかラ・クレストを使うだけの時間はあったがそれでも立っているのがやっとのダメージを受けてしまった。
トロイメライは再びさっきの技を使おうとしていた。
「はぁ……はぁ……マズいわね、さっきのをまた使われたら……」
「万事休すか……」
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