第57話 守護者との死闘
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隅の壁の一部が開き、そこから何かが姿を現した。それは赤い四つの目に巨大な機械の体を持った何かだった。
「な、なに?このブサイクなの……」
「エステル!どうやらこいつは僕達を敵だと認識しているみたいだよ!」
確かに目の前の存在はとても有効的な雰囲気には見えないわね……
『環の守護者《トロイメライ》。これより起動を開始します』
「う、動き出したわよ!?」
「どちらにせよこのままにはしておけないな」
「ああ、こんなものが地上に出てきたら大変なことになるぞ」
アガットとジンさんの言う通りこんなデカブツが上に行ったら大変なことになるわ!
「皆!なんとしてもこいつを止めるわよ!」
『応っ!』
あたし達は目の前の巨大な存在を止める為に最後の戦いに挑んだ。
「喰らえ、フレイムスマッシュ!」
アガットの炎を纏った一撃がトロイメライに向かっていくが、背後から現れた青い物体がその一撃を受け止めた。
「なんだ、こいつは!?」
すると蒼い物体は電撃を放出してアガットを攻撃してきた。
「ぐわっ!?」
「アガット!」
電撃を浴びたアガットは堪らず後退する。
「接近するのは危険ですね、なら……」
クローゼはアーツで巨大な氷塊を生み出して蒼い物体に目掛けて放つ、だが今度は赤い物体がそれを受け止めた。
「もう一体いるの!?」
「むっ、危ない!」
赤い物体はクローゼ目掛けて振動弾を放つ、それをジンさんが受け止めた。
「ありがとうございます、ジンさん!」
「例はいいさ、しかし……」
「あの二つの物体が厄介ね。どうやら赤いのはアーツ、青いのは物理攻撃に耐性を持っているみたい。オマケに……」
赤い物体が光ると上空から大きな岩石が落ちてきた。
「アーツも使ってくるのかよ!くっ!」
「はうわぁ!」
アガットがティータを抱っこして岩石をかわすが、そこにトロイメライの目から砲撃が撃ち込まれた。あれは目じゃなくて大砲だったのね!
「させないわ!」
あたしはアーツ『アースガード』で砲撃を防いだ。
「チッ、まずはうっとおしい赤いのと青いのを叩くぞ!」
「なら僕はその間本体を足止めしておきます!」
「あっ、ヨシュア!」
ヨシュアはトロイメライの顔に上ると武器を大砲の一つに突き刺した。
「うおおぉぉぉぉぉ!!」
深々と突き刺したダガーには爆弾が仕掛けられており、それが爆発して砲台の一つを破壊した。
「無茶するわね。でもヨシュアの頑張りを無駄には出来ないわ!」
「ああ、あいつが本体の気を引いている
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