第七千四百六十五話 夫婦善哉
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第七千四百六十五話 夫婦善哉
自由軒のカレーだけではありませんでした、二つのお椀に入った善哉も出てきましたが各国は最初訳がわかりませんでした。
「ええと、これは」
「善哉は知ってるけれど」
「どうして二つなんだ?」
「二つ出て来たんだ?」
「これは夫婦善哉といいます」
日本は各国に説明をはじめました。
「やはり織田作之助さんの作品に出てきます」
「そうなんだな」
「これもか」
「二つのお椀に出して入れた方が量が多く見えるとのことで」
この考えからというのです。
「この様に出されます」
「へえ、そんな考えからか」
「それは面白いな」
「カレーだけじゃないか」
「それと鰻丼だけでも」
いづも屋の鰻丼もあります、こちらは鰻がご飯の中に入れられています。
「これはまた独特だな」
「これも大阪の食文化か」
「はい、デザートとしてお召し上がり下さい」
カレーやたこ焼きの後でというのです、これもまた大阪の食べものです。
第七千四百六十五話 完
2018・12・17
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