第72話
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あのエロ皇帝の影響を受けているじゃない……そうなると、ロイド先輩も怪しくなってきたわね……ブツブツ……」
「あ、あはは……」
ジト目である情報を口にしたアルティナに顔を真っ赤にして指摘したユウナはジト目になってブツブツと呟きだし、その様子を見た周囲の者達が冷や汗をかいている中ティータは乾いた声で笑っていた。
「ふふ、しかしそうなると―――リーゼアリア先輩はリィン教官と、ティータさんはアガットさんと仲良く入浴されたんでしょうか?」
「ふえっ!?わ、わたしはそんな………」
「い、従兄ですし、幼い頃だったら何度か……」
意味ありげな笑みを浮かべたミュゼの問いかけにティータとリーゼアリアはそれぞれ頬を赤らめて答えた。
「ふふ、でも、落ち込んだリィン教官を元気つけるために大胆に入ったり……ティータさんは家族ぐるみのノリで一緒に入ってドキドキとかありそうですけど♪」
「そ、そんな事したことないわよ!私とお兄様達の交流は最近ようやく始まったばかりである事は貴女も知っているでしょう!?」
「…………ううう〜〜〜っ………」
ミュゼの指摘にリーゼアリアは顔を赤らめて反論し、ティータは赤らめた顔を俯かせていた。
「…………ミュゼさん、流石ですね。」
「あの様子だとリーゼアリアはともかく、ティータは当たっていそうよね……」
「お、恐ろしい子―――て言うかアンタも少しは照れなさいよっ!――――は〜、でもいいなぁ。みんな綺麗な髪をしてて。リーゼアリアさんはマリンブルーでティータはハニーブロンドだし、アルとゲルドに至っては反則すぎる銀髪と純白の髪。アンタも黙ってればゆるゆるヘアーのお嬢様だしね。」
周りの女子達の髪を羨ましがったユウナは隣にいるミュゼの髪をいじり始めた。
「ふふっ、ユウナさんの髪も素敵だと思いますけど。」
「先程、髪を洗う時に下ろされていましたけど……ずいぶん印象が違いましたね。」
「うんうん、新鮮ですし、すごく女の子っぽかったです!」
「そういえば結構、マメに手入れしてますよね。」
「そうね。いつも髪の手入れに一番時間をかけているものね、ユウナ。」
「アンタたちみたいに手入れもしないで髪も肌もツヤツヤな子とは違うの!」
アルティナとゲルドの言葉を聞いたユウナは羨望の眼差しで二人を見つめながら答えた。
「そうそう、折角の機会ですし。乙女にしかできない有意義な話をしませんか?」
「え………」
「乙女にしかできない……?」
「一体どういう内容なのかしら……?」
ミュゼの提案にティータは呆け、アルティナとゲルドは首を傾げた。
「ええ、ずばりリィン教官の好みのタイプについてです♪ご存じのようにリィ
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