第6章:束の間の期間
第186話「事件の爪痕」
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た時に少し言っていたわね。正直、あの時は覚えなくても良かったからあまり重要なものとして言ってなかったのだけど……」
そんな事を心当たり程度とはいえ覚えていた事に、椿は感心した。
「まぁ、私の雰囲気が変わったのは大した事にはならないわ。確かに、以前よりも出来る事が増えて便利にはなったけど……」
「……けど……?」
「……いえ、何でもないわ。ほら、それよりもちゃんと休憩して体力を回復させておきなさい。次が耐えられないわよ」
椿は途中で話をはぐらかし、休憩に努めるように促す。
「(……まだ……せめて、大門の後始末が終わるまで、“私”に言われた事は黙っておくべきね。今わかって言る事だけでも、この子達が背負うには重すぎるもの……)」
本体に言われた言葉を、その胸の内に仕舞ったまま……。
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