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転生したら、英霊になっていた。
第0話「転生と出会い」
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〜真っ暗な空間〜
俺は確か車に跳ねられて……痛いのは
嫌だな。
〈確認しました……物理攻撃体無効を
取得しました。〉

ここはどこなんだ?
〈解、此処は、転生の空間です。
転生者になる人だけに世界の声が聞こえます。〉

じゃあ、俺は転生するんだな…
転生するならシャルルマーニュみたいな騎士
になりたいなぁ。
〈確認しました…転生後、人間、英霊・シャルルマーニュ〉

と音声が流れて来て再度意識を失う。

〈確認しました…転生完了後特典が自動的に授与されます。〉

と音声が聞こえ再度深い眠りについた。

〜〜数時間後〜〜〜

〈無事に、転生が成功!
身体、脈、視点、聴力、視力、異常なし。
覚醒まで、3…2…1…覚醒しました。〉
と声が聞こえて目を覚ますと
洞窟の中にいた。

キョロキョロしていると
(何だ貴様は、目の前にいきなりあらわれよって…もしや転生者か?)
 と頭の中に声が響く感じがして
前を見ると…デカいドラゴンがいた。
こんな時は、自己紹介しよう。

 
「えっと、俺は転生者だと思います。
自分が何故ここに居るかといいますと・・・」
と自分が死んでどうなったかを間違えずに
教えていた。
 
(なるほど、じゃあお前は女の子を助けて死んだんだな。)
と真面目に話を聴いてくれた。
〈念話を習得しました、これでこの世界の言語など話せるようになりまた意思疎通も可能です!〉
と転生の時に聞いた声が聞こえた。

すると、後ろから何かが飛んできた
 
 
ピョーン、トス
 
 
なんというか小さい物が飛んできた音がしたんだが、
なんだこれ?
 
「なんか飛んできましたけど?」
俺の隣を猛スピードで通過していったモノ。それはは水色の球体だった。球体はそのままヴェルドラにぶつかり弾かれ、地面を転がる。
 
(ふむ……スライムか)
 
 この水色の球体をした生物?はスライムというらしい。確かにゲームで出てくるスライムが現実にいたら、こんな感じなのかもしれない。
 
(スライムは思考もせずに、吸収・分裂・再生を繰り返すだけの低位モンスターだ。自らのテリトリーから外に出る事もめったにない)
 
 ヴェルドラがスライムについて説明をしてくれた。やはり俺の認識と大差無いようだ。猛スピードで移動していたことを考えると、ヴェルドラが教えてくれたネームドか、ユニークとかいうやつだろうか?
 
(聞こえるか?小さき者よ)
 
 ヴェルドラがスライムに話しかける。
 
(おい!聞こえているだろう?返事をするが良い!)
 
(……ほ、ほほぅ。我の事をハゲ呼ばわりするか…いい度胸ではないか!久方ぶりの客人もおり、気分が良かったからと下手に出れば、どうやら
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