10.魔法学院(別世界)から魔王と魔女がやってきました。
stage4
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が入っていたと聞きますが。それに、毒も塗ってあったと」
そう。あの短剣は深くまで刺さった。毒も塗ってあり、暫く体が動かなくなったのを覚えている。まぁ、直ぐにその効力は消滅したが。
「大丈夫さ。心配してくれてありがとう」
全く、此の世界は妙なモノだな。私の周りのヤツが全て侵略者なのだからな。操られていると思っても良いかもしれない。
異世界の私とノアさんに。
だとしたら、早く侵略者の拠点に乗り込みたいところだ―――
「プロージョン!!!」
激しい爆発。窓ガラスが全て割れ、床に落ちる。
「…………って、省略するな!!!」
「琴葉さん、下がってください。此処は僕が」
「否、その必要はない」
書類とガラスが散乱した床を蹴り、空いた窓から体を投げ出す。
時の旅人は、違う世界に移って直ぐには、移った先の世界での自分の記憶は失われている。が、段々と其れは取り戻され、二日もすれば完璧に戻る。が、記憶の容量には限界があるので、前の世界での記憶は少し失われてしまう。
今、魔法について、全て思い出した。
空中で態勢を整え、手を前に突き出す。
「炎よ爆ぜろ、広く広く、踊り狂え! 炎よ裂けろ、黒く黒く、闇に染まれ! 此の世の全てを吹き飛ばせ、此の世の全てを黒に染めろ!! 天から降り注ぎし流星の如く、此の世を焦がせ!! 此の世の理を滅しろ、全てを壊せ!!此の世の全てを破滅しろ!!!! 《爆裂魔法》ッッッッ!!!!」
今まで見た爆裂魔法の中で一番強力。此れは―――
「百二十点っ!!!」
先程まで居た街が、全て破壊され、その土地に大きなクレーターが出来た。
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