暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜剣と槍のファンタジア〜
27話 二刀流使いの苦労
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「なんてったって、私の自慢の従弟だから。キリトならやってくれるでしょ」


 リアは立ち上がり、座っているキリトの頭をいつもの通り、わしゃわしゃと撫でた。キリトも思わず微笑みをこぼす。

 一方、アスナとツカサはというと…

『でたよ、この従弟バカ…』

『ほんとに弟バカだ…』




 と、突然

「んじゃ、ちょっと用事できたから行ってくるね」
「「「…え?」」」

 キリトとアスナはともかく、ツカサまで唖然とした顔をした。

「リア、どこ行くんだ?」
「ツカサ君はいいよ、ここにいて。またすぐ戻ってくるから」


 止める暇もなく、いつの間にかリアの手には転移結晶が握られていた。

「リア…!」
「転移、〜〜〜」

 ツカサの声と、転移場所が重なり、リアがどこへ行ったのかは誰にもわからなかった。







?―?―?―?―?―?―?―?―?―?―?ー

 扉をゆっくりと開けると、一人の人物のシルエットが浮かび上がる。

 リアは不敵な笑みを浮かべた。

「どうも、お久しぶりですね、団長さん」

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