機動戦士ガンダム
2258話
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レスといった感じの店だ。
そんな店で食事をする事になったのだが……
うん、正直なところいまいちだ。
いや、決して不味いって訳じゃない。訳じゃないんだが……ホワイトスターは勿論、クレイドルにある店と比べても、一段、もしくは二段は劣る。
これは、一体どう判断すればいいんだ?
サイド7の料理が……いや、単純にこのレストランの料理が不味いのか、それともクレイドルの料理が俺の想定していたものよりも美味かったのか。
その辺りがどうなっているのかは分からないが、取りあえずこの店にまた来ようとは思えないのは事実だ。
そうして食事を終えた後は、また買い物に戻る。
……ただ、正直なところ鍋とか買っても意味はないと思うんだが。
それもかなり巨大な、数十人分、場合によっては百人分くらいのスープとかが作れるような大きさの鍋は。
「もしアクセル代表が言うような事態になったら、炊き出しは必要かと」
「炊き出し……炊き出しか。まぁ、そう言われれば……」
具体的にどれくらいの人数と一緒に行動する事になるのかというのは、俺にも分からない。
だが、その人数が少数ならまだしも、数十人……場合によってはそれよりも多かったりしたら、炊き出しとかをするような必要は出てくるように思える。
とはいえ、俺とメリルが正体を隠して行動するのであれば、当然のように空間倉庫に入っている食料を使う訳にもいかなくなるのだが……その辺は今更の話だな。
ルナ・ジオン……いや、シャドウミラー脅威の技術力という事で納得して貰うしかない。
実際、シャドウミラーの場合は脅威の技術力と言われても納得してしまうだけのものがあるのだから、完全に嘘を言ってる訳でもないのだが。
「まぁ、鍋はもう買ってしまったものだしな。そうなると、今更何を言っても意味はないか。……それに、最悪武器や防具としても使えるだろうし」
「……武器、ですか?」
「ああ。あの鍋をフルスイングして殴られた時の事を考えてみろ。とてもじゃないが、ただで済むとは思えないだろ?」
その言葉に、あの巨大な鍋で殴られた相手の事を想像したのだろう。
メリルはうわぁ……といった表情を浮かべる。
うん。まぁ……あの鍋の事を考えると、そんな風になってもおかしくはないよな。
「そんな訳で、武器としても使えるんだから、あの鍋を買ったのは決して間違いじゃなかったんだよ。……何でサイド7でああいう鍋を売ってたのかは、分からなかったけど」
あの手の鍋というのは、使う機会も限られてくるし、収納場所にも困る。
小学校とかの給食を作るとか、連邦軍の基地のような場所の厨房とか、そういう場所でなら使い道はあるが……逆に言えば、その程度でしかない。
少なくても、一般家庭でこういう鍋を使う機会というの
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