機動戦士ガンダム
2258話
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だから、お前が持ったままだと邪魔だろ。俺の空間倉庫に収納しておく」
「あ。……はい」
一瞬、本当に一瞬だったが、下着の入っている袋を渡せと言われて恥ずかしそうにしたメリルだったが、俺がメリルの買った下着に興味があるのではなく、これからの買い物で邪魔になるから空間倉庫に収納するのだという事を理解すると、その紙袋を俺に渡してくる。……それでも頬が赤いのは、まぁ、色々とあるからだろうが。
他の通行人に見えないように建物の陰で紙袋を空間倉庫に収納すると、次の買い物に移る。
「取り合えず宇宙に出るという事を考えると……水や食料は用意しておいた方がいいな」
「え? その、アクセル代表の空間倉庫でしたか。その中には入ってないんですか?」
「いや、入ってる。入ってるけど、この世界の物じゃないってのを知られたりしたら、色々と面倒だろ。だから、どうせならこの世界の食糧や水を用意しておきたい」
それに水や食料は、ありすぎて困るという事はないし。
こういう時は、空間倉庫万歳だよな。
「分かりました。じゃあ、スーパーに行きましょうか」
数ヶ月とはいえ、サイド7で暮らしていた事もあり、メリルが俺を案内する足に迷いはない。
どこの店が安いのか、そして品揃えが良いのはどこなのか。
その辺りをしっかりと理解しているのだろう。
そうして、食料や日用雑貨、それ以外にも色々と買えるだけの物を購入しては、俺の空間倉庫の中に収納していく。
やがて気が付けば、昼を回っていた。
「アクセル代表。一応もう午前が終わったんですけど……本当に起こるんですよね?」
「ああ、それは間違いない。ただ、具体的にいつになるのかってのは、ちょっと分からないからな。そう考えると、恐らく午後からなんだろう。……もしかしたら、夕方から夜に掛けてというのもあるかもしれないけど。ともあれ、今の状況を考えると食事は食える時に食っておいた方がいい。朝食は適当に済ませたし」
今日の俺とメリルの朝食は、俺が空間倉庫の中から取りだしたサンドイッチだ。
当然サンドイッチはサンドイッチでも、普通のサンドイッチという訳ではなく、パン屋で売っているような……しかも出来たてのサンドイッチだった。
UC世界においてはかなりの贅沢品と言ってもいいサンドイッチだったが、朝食だけに、どうしても量は少ない。
そんな訳で、俺とメリルは少し遅めの昼食を食べる事にした。
実際には、俺の食事というのはあくまでも嗜好品でしかなく、その気になれば食わなくても平気だったりはする。
だが、嗜好品である以上、楽しめるのであれば楽しまないという選択肢は存在せず……近くにあったレストランで食事をする事にする。
もっとも、レストランと言ってもそこまで高級な店という訳ではなく、ファミ
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