機動戦士ガンダム
2258話
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た。
ましてや、もしSEED世界の時と同じようにコロニーが崩壊するとなれば、一般人達も引き連れていく必要がある。
そうなれば、生活物資の類も少なくなるのは確実だった。
「となると、そういうのを纏めて買っておいた方がいいな。まぁ、そういうのは幾らあっても邪魔にならないだろうし」
食べ物とかなら賞味期限があるが、生活で使うのは賞味期限……いや、消費期限とかか? ともあれ、そういうのは……ない訳ではないだろうが、数ヶ月といった感じではない筈だ。……偶然製造後に時間が経っている物でなければ、の話だが。
そもそも、俺の場合は空間倉庫に収納出来るので、実はその辺も特に心配はいらなかったりするんだが。
「分かりました。では、その辺を買ってきますね」
そう言い、出掛けようとするメリルを俺は呼び止める。
「待て、俺も一緒に行く。いつここが戦場になるか分からない以上、俺の側にいた方がいい」
「え? ……そう言われるとそうですね」
一瞬呆気にとられた様子のメリルだったが、少し考えて俺の言葉に頷く。
……何故かその際に顔が赤くなっていたが……その理由が判明したのは市街地の中でも下着売り場に向かってからだった。
いやまぁ、確かに恋人でも何でもない男と下着店に向かうのは恥ずかしいと思うけど。
そもそも、何だって下着店に来るんだ?
サイド7で戦いになっても問題ないように、生活雑貨を買うって目的だった筈だ。
ともあれ、メリルと一緒に下着店に入るのは色々と気まずい以上、俺は店の外で待つ事にする。
そうして待ちながらも、微妙に、本当に微妙にではあるが下着店から離れていく。
下着店の前にいる、10代半ば……普通なら思春期真っ只中の男。
そう考えれば、俺が通行人にどのような目で見られるのかは容易に想像出来るだろう。
そんな訳で、俺は下着店から少し離れた場所にある自販機で紅茶を買い、メリルが店から出てくるのを待つ。
……下着店から少し離れた場所にいる10代半ばの男というのも、怪しいというのは間違いないのだが。
それでも店の前で直接待っているよりは幾分かマシなのは間違いない。
ともあれ、紅茶を飲みながら10分程が経過し……やがてメリルが店の中から姿を現す。
俺が店の前にいないという事で、最初は焦った様子を見せていたメリルだったが、周囲を見回す事で、俺の存在に気が付く。
手に紙袋を持っているのは、何らかの下着を購入したという事だろう。
メリルは非常に女らしい体型をしているので、下着とかも買うのは色々と大変、という事にしておこう。
「お、お待たせしました」
「ああ。……まぁ、何で今の状況で下着を買いに行ったのかってのは気になるけど……それより、ちょっとそれを貸せ。これから多くを買うん
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