機動戦士ガンダム
2256話
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だ。
普通に開発するより、何倍も……場合によっては何十倍もの苦労があったのは、間違いない。
となると、MS開発をしているのかどうかを確認するだけにするか?
いや、それもちょっとな。
だが、MSのデータを盗むにも、そもそもコンピュータにデータを保存していない以上、それはちょっと難しい。
悩ましい、本当に悩ましいところだが……
「取りあえず、実際にどのくらいの完成度かを確認してからってところになるか」
そう、呟く。
メリルは俺の方を見て、本当にそれでいいんですか? といった視線を向けてくるのだが、実際問題、それ以外に有効な方法は存在しない。
「では、いつ基地に?」
「あー……今日これからと言いたいところだけど、明日にしておくか」
これは、特に何か意味があっての決断ではない。
ただ、何となくそうした方がいいだろうと判断しての選択だったが……自分の中には、恐らくそれが最善だろうという、妙な確信があった。
これは、念動力が何かを教えている感じともちょっと違うような……
ともあれ、今日はサイド7に来たばかりだということを考えると、1日くらいはゆっくりした方がいいような気がしないでもない。
「そうですか、分かりました。それで、その……今日は一体どこに泊まる予定でしょう? 勿論、この部屋に泊まるのであれば、それはそれで構わないのですが」
そう言いながらも、メリルの頬は薄らと赤くなっている。
まぁ、自分の上司……いや、正確には俺はシャドウミラーの所属なので、ルナ・ジオンのメリルの上司という訳ではないが、ルナ・ジオンがシャドウミラー保護国という扱いである以上、そのシャドウミラーを率いている俺の立場が上なのは間違いない。
ともあれ、そんなメリルだけに俺を自分の部屋に泊めるというのは、抵抗心があるのだろう。
「安心しろ。別にこの部屋に泊まるとは言わない。どこか適当なホテルにでも泊まるよ」
幸いにして、ある程度の金は持ってきているので一泊や二泊で金欠になるという事はない。……まぁ、高級ホテルとかに泊まれば、話は別だが。
その言葉に、メリルが安堵している様子が分かる。
メリルの立場としては、その態度は当然のものなんだろうが……微妙に釈然としないものを感じるような?
とはいえ、ルナ・ジオンにおける俺の噂には、もの凄い女好きだというのもある。
当然MSのような人型機動兵器の操縦に関してもそうなのだが、その次に大きい……もしくはそれと同じくらいに広がっている噂が、それなのだ。
恋人が10人以上いて、その全員と同棲をしているというのを考えれば、ある意味で至極当然の話なのかもしれないが。
おまけに、そこまでは広がっていないにしても、毎晩の如くその恋人全員の身体を貪っている
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