機動戦士ガンダム
2256話
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の類を納入している店の人からも同じような事を聞いています。それと、いわゆる夜のお店……キャバクラといった店にやってくる連邦軍の軍人が、ここ最近で急に忙しくなった事を愚痴っていたという話もあります」
「……なるほどな」
1人や2人が言ってるだけであれば、それこそ特定の部署だけが忙しくなっているという可能性もあるかもしれないが、それが何人も……それも恐らく違う部署の軍人までもがそのように思っているとなれば、話は違ってくる。
メリルが感じているように、実際に連邦軍の基地で何らかの事態が動いているのは間違いない。
「アムロの父親のテム・レイは?」
「具体的に今はどうなっているのかは分かりませんが、少し前に調べた時にはサイド7にはいないようでした。……少なくても、家には帰ってきていない事は確認済みです」
どうやってその辺を調べたのかは分からないが、取りあえずその情報は大きい。……が、テム・レイがどこにいるのかが分かれば、今の状況についてもっと詳しく調べる事が出来るんだが。
テム・レイがルナツーにいればいい。
そうなれば、俺が元々予想していたように、ルナツーでMSを開発を行っていると考えられるのだから。
だが、もしテム・レイがサイド7にいた場合……現在、サイド7で連邦軍がMS開発を行っているという事になる。
正直なところ、その話が事実だったりしたら、本気か? と思わないでもない。
ルナツーは軍事拠点として、防衛設備が充実しており、攻略しようとしてもかなり苦戦するのは間違いない。
……もっとも、それはあくまでもジオン軍が攻略するならばの話だが。
現在攻略してるのか、もしくはまだ攻略前なのかは分からないが、ルナ・ジオン軍の場合は恐らく無事に攻略出来るだろうという予想がある。
ともあれ、そのような防備の充実しているルナツーならまだしも、連邦軍の基地があるとはいえ、そこまで充実している訳ではないサイド7でMS開発をするのか?
そう思わないでもないが、実際には今の状況はまさにそれにピタリと合っているのも事実だ。
現在ルナツーはルナ・ジオン軍によって攻略されそうになっているが、このサイド7は特に攻められる様子がない。
結果だけを見れば、このサイド7でMS開発をするのは先見の明がある……と、そう言えるのかもしれない。
もっとも、それはあくまでも結果論でしかないのだが。
……いや、結果が出ている以上、それが正しかったと言ってもいいのかもしれない。
となると……
「出来れば、今のサイド7で魔法を使って基地に潜入するってのは、やりたくなかったんだがな」
「では?」
「ああ。連邦軍が動いてるのが、ジオン軍に対する反攻作戦の類であれば、そこまで気にするような事はなかったんだけどな。それが、MS開発の
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