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永遠の謎
520部分:第三十一話 ノートゥングその一
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「陛下が自ら行かれ」
「そのうえで」
「降伏する」
 皇帝は苦いが確かな声で言った。
「わかったな」
「無念ですが」
「そうするしかありませんか」
「少なくとも要求以外はビスマスクの思惑通りだ」
 皇帝は降伏するこの段階においてもこう語った。
「開戦に至るまでもそして降伏までもだ」
「全ては彼の頭の中にありですか」
「我々は彼に合わせて踊っていただけですか」
「踊らされていたのだ」
 皇帝の言葉はここでさらに苦いものになった。

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