第13話
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のは、弱者を甚振る外道な行為にも思える。故にここはリグル殿達に一任するのも手ではあるが―――」
「リムル様の華々しい勝ち戦の初陣で我らが高みの見物というのは家臣として問題がありましょう。戦場である以上、強者が少なかろうと―――」
「敵前で武器も構えず会話に興じるとは、我等を馬鹿にするのにも程があるわ!」
俺と親父、白老が話をしていると、1体の豚頭族が白老を背後から襲った。まぁ、当然のことながら白老はその豚頭族の攻撃を容易く避けた訳なんだが……。そして―――
「活躍せねば末代まで語り継がれる鬼の恥となりましょう?」
襲ってきた豚頭族は白老の斬仙剣で一瞬の内にコマ切れとなった。流石は音速の斬仙剣。一瞬の内に放たれた50の斬撃だけでなく、抜刀と納刀の瞬間も写輪眼が無ければ目視することはできなかっただろう。
「白老の言う通りだな。この戦はリムル様の初陣。後世で笑われぬ働きをせねばならん」
親父はそう言い終えると同時に豚頭族の固まっている所に煉獄業火を放ち、俺もそれに続く形で別の場所に固まっている豚頭族へと煉獄業火を放つ。
「あ、あの紺炎球から逃げろ!触れたら灰も残さず燃え散らされるぞ!!」
煉獄業火で燃え散る同胞を見て、撤退の指示を出す豚頭族。投降ではなく撤退か。逃げ延びた先で再起を計られ、リムル様の里を襲撃される危険性は早めに排除した方がいいな。
親父も俺と同じ考えに至った様で、修羅の紫呉と紫苑に指示を出した。
「紫呉、紫苑。投降する者は生け捕りにし、逃げる者は例外なく狩れ。捕虜は戦後の労働力として使える可能性があるからな」
「「御意!」」
親父の命で逃げ出す豚頭族に突撃する紫呉と紫苑。ある豚頭族は爆刀・飛沫で爆殺され、ある豚頭族共は宝貝・火尖鎗で串団子の様に貫かれて焼殺。また、ある豚頭族共は鈍刀・兜割の鉞で体を両断され、槌で肉と骨が砕かれる。
………うん。ランガが技能攻撃をする前から紫呉と紫苑は同じ様な攻撃で豚頭族を殺していたが、兜割の槌の方で攻撃された奴は死にぞこなったら死ぬまで生き地獄を味わうだろうな。
【視点:リムル】
俺と朱菜がここに到着した直後は圧倒的に優勢だった豚頭族の軍勢が今は完全に戦線を押し戻されてるな。
俺達の勢力が参戦して30分も経っていないのに、既に1万以上の豚頭族が現世から退場している。しかも、その死に様が焼殺、爆殺、斬殺、撲殺だからな。思わず「南無南
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