517部分:第三十話 ワルキューレの騎行その十六
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はだ。憂いの顔で述べた。
「だからだ。もうあの町とはだ」
「決別されたいですか」
「離れたい」
夢破れた。そうした言葉だった。
「あの町には現実しかない」
「現実ですか」
「昼だ」
そしてその昼とは。
「企み深い昼だ」
「トリスタンとイゾルデの言葉ですね」
「そうだ。私にとってもだ」
そのだ。王にとってもだというのだ。
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