第七千四百五十四話 脅威のチーム打率
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第七千四百五十四話 脅威のチーム打率
開幕しました、やっぱり広島が強いです。
「育成って大事だよな」
「ああ、本当にな」
フランスはイギリスの言葉に頷きました。
「巨人みたいに補強ばかりじゃ本当に選手育たないからな」
「それだよな」
「広島は地道に選手育てていってるからな」
「二軍監督の人が凄いからな」
一軍だけではないのです。
「よくあんな人材いるよな」
「そこが巨人と違うな、それでな」
フランスは甲子園での阪神の試合を観て一緒に観戦しているイギリスに難しいお顔で言うのでした。
「どう思うよ、阪神は」
「打たねえな」
イギリスは一言で答えました。
「それも全然な」
「相変わらずだな」
「ああ、本当にな」
「これはどうしたものだよ」
「阪神の伝統が出たな」
貧打というそれがです、勿論助っ人も打ちません。その姿は暗黒時代のバッターの助っ人達に生き写しでした。
第七千四百五十四話 完
2018・12・11
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