その31
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「ナルト」
「なあに?」
「今後のオレ達の行動方針について、話し合っておきたい」
そう言われて、真っ直ぐサスケの目を見た途端、サスケが写輪眼を発動させて、あっという間にこの前と同じようにサスケの作った幻術世界に引き込まれました。
この前同様、とても居心地の良い、日向ぼっこに適した森の中です。
私との話し合いするにあたって、この幻術世界の構築を選んでくれたサスケに、なんだかちょっぴりほっこりする。
それと、サスケから、サスケの優しい気持ちを、私がいっぱい貰ってるような証拠な気がする。
ちょっぴりむず痒い。
だから、照れ隠しに、この前は指摘しなかった、この世界の『音』についての指摘をして、ちゃんとサスケを仏頂面にさせてから、いよいよ話し合い開始です!
みっちり、サスケと意見交換する事になりました。
良い機会なので、私の敵の『暁』の成り立ちと現在、ダンゾウが手にしてる万華鏡写輪眼についても話しておいた。
元の持ち主の、シスイさんの情報も添えて。
実は私、一度だけシスイさんとも面識があって、チャクラの匂いを知ってたんですよね。
仲良くなってみたいってちょっと思った人でもあったし。
だから、シスイさんのチャクラの匂いは直ぐに覚えちゃってました。
だから、ダンゾウの右眼について、ずっとずっと確信があったんです。
漸く、サスケにも、伝える事ができた。
ここから先は、私一人じゃなくて、サスケとの相談です。
十尾復活阻止した後。
木の葉を潰すのか。
それとも、改革と再建を目指すのか。
色々、私にとっても正念場だと思います。
いい加減、覚悟、決めようと思います。
里の人間を生かすか、全部殺すかの、決断をするその覚悟を。
でも、どっちにしても、サスケとはずっと一緒です!
それが嬉しいから、サスケの選択次第では、私の復讐断念する事を考えてあげなくもないかもしれない。
だって、サスケとも、ずっとずっと一緒なんです!
九喇嘛と一緒に、ずっとずっと私と一緒です!
そんなサスケのお願いなら、私的に無理なお願いでも、聞いてあげる事も吝かじゃない。
自他共に認める友達ですもんね、私達!
そんな事を考えながら、幻術世界で、里とうちはとダンゾウについての、私からの新情報に。
難しい顔で考え込んでるサスケを前に、ついついニコニコとしちゃいました。
浮かれてるって分かってるけど、どうしようもなく嬉しいんです。
お父さん、お母さん。
『木の葉』に、私の『家族』が出来ました。
私を『家族』にしたいって人達が居たんです。
私だけじゃなくって、その人達もそう思ってくれてたんです!!
だったら、大事にするのはどっちか、なんて。
そんな
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