その31
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
中腹にある、薪小屋を改築したような私のお家まで、サスケと手を繋いでうきうきしながら歩き続けました。
到着した私のこぢんまりとしたレトロなお家を、サスケは無言でまじまじと観察してた。
お家周辺の様子についても。
実は、私のお家の周りって、獣避けの結界張られてて、人間も、私が許可した人以外は、少し辿り着き難くなってるらしいんですよね。
完全に辿り着けない訳ではないらしいけど。
基本的に、私に害意のある生き物は近付けなくなってるらしい。
人間には、効きが薄いらしいけど。
だって、結界抜けた後に害意持たれたりする事が、無いわけじゃないですもんね。
だから、結界張ってもらってからも、警戒は怠ってません。
というか、実は結界を張ってもらって暫くして、お家の畑にも小鳥さん達すら寄って来なくなっちゃって、こっそりしょんぼりしてたら、それに気付いたイタチさんが調整してくれて、こんな感じの結界に落ち着いた。
サスケは写輪眼出してるし、多分、その辺の確認もしてるんだろう。
サスケが覚えてるかどうか分からないけど、実はこの結界って、フガクさんとイタチさんが協力して張ってくれたものなんです。
ミコトさんからの要請で。
私がミコトさんに性別見抜かれちゃった後に。
山の中での、子供の、それも女の子の独り暮らしは心配だからって理由で。
サスケにはまだ話して無いけど、ミコトさんとイタチさんには、サスケのお家に遊びに行くようになって結構直ぐに、私の性別バレちゃってたんですよね。
ご飯食べながら、それも後でサスケにもその事教えてあげよう。
イタチさんが絡んでるから今まで話辛かったけど、今なら多分大丈夫だし。
多分だけど。
それにサスケなら、この結界について、何か分かるかもしれないし。
幻術の苦手な私独りでは、いまいちこの結界の仕組みの解析が進まないんですよね。
サスケなら、何か分かる事があるかもだし。
だって、サスケだって写輪眼持ってるし、腐ってもうちは一族だし。
幻術の苦手な私よりも、こういうのは絶対得意な筈だし。
結界の維持自体は、結構初期の頃から私のチャクラだけで賄ってるんだけど、術の仕組みが良く分からなくて、何かの拍子に破られちゃったら、私には掛け直せないんですよね。
でも、それじゃ困るような気もしなくもないし、私のお家の事だから、なんかちょっと気になるし、私でも掛け直せるようになりたくて、どんな術なのか、色々頑張ってみているのだけど。
これといった成果が、未だに上がって無いんですよね。
結界を維持出来てる仕組みと理屈は理解できてるけど、肝心要の術の構築の所がさっぱりです。
ちんぷんかんぷんなんです。
幻術ぽいのだけは掴んだけれど、そこから先に進めない。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ