動向
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る可能性もある」
「じゃあ、どうすんだよ??」
「慌てるな。もしもの話だ。突破したなら突破したで、構いはしない。何せ、奴らを殺すチャンスはまだまだたくさんあるからな」
朱里がそう言うと、家昌は歯を噛み締める。その表情からは怒りなどの負の感情が見て取れる。家昌だけではない。将門は顔の殆どが隠れ分からないが、朱里からも負の感情は感じられる。何者かへの怒りや憎しみが彼らを駆り立てている
「あいつらは許さねー。ぜってえ殺してやるんだ」
そしてまた、木の葉の同期も動いていた。アズサ、ハナビ、ユウカたちだ。彼女たちは第5班。上忍師は山本武蔵という男で、木の葉一の剣豪と呼ばれている。彼女たちのすぐ目の前には荒地が広がっている。木々は倒れ、見渡せるようになっていた。彼女たちの目にはある一つの班が映っている
「ほんとにやるつもり?」
ハナビがアズサに確かめるように問いかける。アズサは睨みつけるようにしてハナビを見つめた
「これは試験よ。相手が誰だろうと関係ないわ。相手から取れるなら取るだけよ」
彼女たちの標的は、第6班。つまりハルマたちだ
「それが同期でもね」
同じ血を引き、同じ里に住み、同じクラスメイトして時間を過ごした者たちの戦いが始まろうとしていた
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