第2部 ゲーマー少年は唯一神と暇潰しをするようです
第1話 挑戦状
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マヌケではない。
空達の煽りは適当に流し、以前は言えなかったセリフを取ってつけたように吐いた。
言いたかった事が言えて一頻り満足したらしいテトは、その手に黒い十六のコマを顕現させて言った。
「ゲームをしよう。君たちにリベンジしたがってる十六人に、唯一神のコマを預ける。それらを揃えて、僕への挑戦権を獲得してね♪もちろん、やるでしょ?」
拒否権などないとでも言うような────否、拒否する気なんてないでしょお前らと言うような言い回しをするテトに、苦笑しながら空が言う。
「ハッ、暇したから完成前の『 』をつまみ食いってか?いいぜ────乗った」
ああ確かにその通りだよと、口の端を吊り上げながら肯定する空。
「じょー、とー……けど、勝つの、白たち」
だがテメェの思う壷にはさせねぇと、静かにその闘志を燃やす白。
「悪いね────つまみ食いされんのはお前の方だよ、唯一神」
そして────むしろお前が嵌められる側だと、眼光鋭くテトを見据えるグシ。
三者三様の表情に、テトは笑みを深めて。
「じゃあ、ゲームをはじめよう────」
そう言って、全員を代表するように宣誓の言葉を吐いた。
────【盟約に誓って】、と。
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