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デジモンアドベンチャー Miracle Light
ディアボロモンの逆襲 中編
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京が開いたゲートに入っていき、即座に全てのゲートは“切断”という表示に切り替わったのだ。
それと同時進行で、オメガモン達が残されたネット内は暗闇に包まれていく。
引き戻す時間も与えられず、クラモン達は現実世界に逃れた。
「ゲートが……!!」
「閉じられていく……」
残された太一達はただ閉じ込められたという事実を理解するしかなかった。
「これは…まずったな…」
パソコンの画面に映る切断の文字に大輔と芽心は焦る。
「ど、どうしましょう…?」
「ネットに関しては太一さん達が何とかしてくれることを祈って、俺達は現実世界に現れたクラモン達を迎え撃ちます。おい、京…」
「どうしよう大輔ー!?私が開けたゲートでクラモンが大量に出てきちゃったーーー!!!」
電話に出た京の声はパニクっていた。
まあ、仕方のないことだと大輔は思う。
結果的にとは言えディアボロモンを助けてしまったのだから。
「落ち着け京、さっきのことは気にするんじゃねえ。俺のせいでもある。だから今は後悔するより次の行動に移るぞ。街中で戦うのは正直避けたいから…東京湾にクラモンを誘導してくれねえか?あそこなら広いから俺達も思う存分戦えるぞ」
「大輔…」
「1度や2度の失敗で諦めるんじゃねえぞ。この世界には俺達の大切な物が沢山あるんだ。あんな奴に奪われる訳にはいかねえ。頼むぜ天才ハッカー」
「………OK!!クラモン達を東京湾に誘導させるわ…大輔達も急いで!!」
「ああ、頼むぜ!!芽心さん、東京湾に行きましょう」
「はい!!」
大輔達も本宮家を飛び出して、東京湾に向かうのであった。
そして東京の電光掲示板をジャックした京が、クラモンにメッセージを送り、東京湾に誘導させたのだ。
そして京、賢、伊織が東京湾に到着すると、海が広がっているはずのそこは、数えるのも馬鹿らしくなるほどのクラモン達に埋め尽くされていた。
波音の代わりにクラモン達の声が聞こえ、波の動きの代わりにクラモン達が蠢くなど、それはあまりにも現実離れした光景であった。
突如、クラモン達が天に昇り、いくつかのクラモンの柱を作り出していた。
大輔達の到着を待ちながら、京達は天に昇っていくクラモンを厳しい表情で見つめていた。
「……とうとう、ディアボロモンに……」
「……違う」
「ディアボロモンとは違う何かになろうとしています」
伊織と賢の呟きに答えるかのように、クラモンの塊は一瞬で別の存在に変化した。
東京湾の上空に浮かぶのは、巨大なデジタマである。
「……デジタマ」
ディアボロモン以上の災厄を内に秘め、災厄を内包したデジタマは静かに浮かんでいた。
「何が、生まれるん
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