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デジモンアドベンチャー Miracle Light
ディアボロモンの逆襲 中編
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郎にテントモンが慌ただしい言葉を掛ける。

「光子郎はん、タケルはんとヒカリはんから、太一はん達を救援に向かうっちゅうメッセージと芽心はんが大輔はんを迎えに行くっちゅうメッセージが!!」

「……分かりました。タケル君達にお願いしますと伝えておいて下さい…落ち着け、考えるんだ。」

焦って好機を見逃すなんてディアボロモン相手にしてはいけない。

オメガモンを、仲間を信じるのだ。

「それでは賢君…後はお願いします。太一さん達の救援にはタケル君達が向かったようなので」

「分かりました。大輔をお願いしますよ芽心さん」

賢にクラモンの回収を任せて、芽心は大輔を迎えに向かったのであった。

ハチ公前から追いかけていた一匹のクラモンはどこかへ姿を眩ましてしまい、賢とワームモンは無言でスクリーンを見上げていたのだが。

「おや?」

途中でスクリーンに映ったエンジェモン達の姿を見た。

ネットの中では、多少の自由が利くためにパートナーを肩に乗せられるくらい巨大化したエンジェモンとエンジェウーモンは、オメガモンの元を目指して一気に飛び立った。

「お兄ちゃーんっ!!」

現れた2体の天使を見て、ディアボロモンが球体の中から上半身を出す。

瞬間、その胸の砲口から無数のエネルギー弾が2体に向けて発射された。

「兄さーんっ!!」

エンジェモンとエンジェウーモンは軽やかにそれらをかわしながらオメガモンの元に向かおうとする。

それにオメガモンが振り向き、太一とヤマトが驚きの声を上げた。

「タケル!!」

「ヒカリ!!」

2体は俊敏な動きでディアボロモンの攻撃を避け続けるものの、次第に攻撃は2体に命中し始め、エンジェモン達の姿はタケルとヒカリごと爆煙に包まれた。

「これは…」

家のパソコンで様子を見ていた大輔が顔を顰める。

自分も加勢すべきだろうかと思ったが…。

「ちょっと大輔ー。サボってないで手伝ってよー」

自分が加勢に迎えない元凶のマダオのジュンが現れた。

「あのな、姉貴。何で俺が姉貴の部屋の片付けしなきゃいけねえんだよ!?自分の部屋の片付けくらい自分で…」

「弟でしょー?私だって必要最低限の物しか駄目って言われて堪えてんだから甘やかしてよ」

「調子に乗るなこのマダオーーーーー!!!ブイモン・ファイナル・アターーーックッ!!!!」

全身全霊の頭突きをジュンに叩き込んでブイモンはジュンを強制的に視界から消し去った。

大輔は溜め息を吐いて部屋から出ると、芽心が息を切らして入ってきた。

「お、お邪魔しま…す…」

芽心の後ろにはメイクラックモンがいることから途中で降りて走ってきたのだろう。

飲み物を渡すと、それを一気
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