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デジモンアドベンチャー Miracle Light
ディアボロモンの逆襲 前編
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だが、それは太一達にはさして重要な事ではなかった。

丈にとっては何処までも果てしなく不幸な事だが。

「空さんは……」

「テニス部の合宿。今こっちに向かってる所だ」

光子郎の代わりに答えたのはヤマトだった。

「あの、一体何があったんですか?」

取り敢えず集められた理由を芽心は光子郎に尋ねる。

「尤もな疑問ですよね。これを見て下さい」

光子郎はリモコンを操作し、教室の前部に掛けられていた大型スクリーンに1枚の映像を映し出した。

「あ、あああああ!!?」

「おやまあ?」

スクリーンに映し出された映像に芽心は絶叫し、賢はその横で目を見開いた。

何せ、映し出された映像は付き合い始める前の太一との買い物の物だったからだ。

おまけにモザイク処理されてないので顔で判別可能。

「お兄ちゃんとお義姉ちゃん…今より若いからかなり前の写真かもね」

「おいこらヒカリ。俺と芽心はまだ若いぞ」

話が逸れそうになったので光子郎は更に別の写真に切り替えた。

先程の太一と芽心同様に仲睦まじくどこかの街を歩く男女。

もちろんモザイク処理はされられておらず、2人共顔の判別は可能だ。

「あ、悪質なイタズラですよね!!」

京がヤマトの方を見つつ、フォローを入れたがヤマトは答えない。

「因みにこれも」

「へ?NOーーーーー!!!?」

最後の映像は賢と京の買い物シーンの映像であり、勿論モザイク処理されてないので判別可能状態。

どうやら、全てネットでばらまかれているらしい。

「因みに大輔君とヒカリさんの画像も確か内容はお手製のお菓子を大輔君がヒカリさんに………ん?」

「どうしたんですか光子郎さん?」

「(何故か後ろから凄い殺気を感じる…)いえ、何でもありません」

途中で言葉を切った光子郎にタケルは疑問符を浮かべるが、何でもないと言って会話を切った。

光子郎は背後からのヒカリの威圧感に気付かぬ振りをしながら画像を消して、この事件の首謀者の名を口にした。

「……ディアボロモンの仕業のようです」

「ディアボロモン?」

まだ記憶に新しいその名前に芽心は3年前の恐ろしい騒動の記憶を遡る。

「3年前にネットに現れたデジモンですよね?でもオメガモンとメイちゃん達が倒したじゃないですか?」

「そうだな…3年前に俺達が…倒したはずだった……」

ヤマトが低く応え、太一が険しい顔で言った。

「奴はまだ、生きていたんだ」

「……どういう事なんですか?私は確かにメイちゃん達がディアボロモンを倒したのを見たんですよ…?」

「恐らく、あの戦いで生き延びたデータが、増殖したんでしょう。あれだけの攻撃を受けて生き残る
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