501部分:第二十九話 人も羨む剣その二十三
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「貴方の様な方がおられる」
侍従の一人がホルニヒに言う。その彼に。
「陛下にとって有り難いことですね」
「私がいるからですか」
「一人の忠臣は王を救う」
その侍従はまたホルニヒに言う。
「そう言われていますので」
「忠臣でありたいと思っています」
これがホルニヒの返答だった。
「私は」
「では我々もです」
「忠臣となります」
こう話してだった。彼等は。
王の為に動いていた。しかし王は少しずつ夜の中に入っていく。そのことを止めることはだ。もう誰にもできなくなっていた。王自身も。
第二十九話 完
2011・9・12
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