496部分:第二十九話 人も羨む剣その十八
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す」
「バイエルンをドイツの中に入れることがか」
「ドイツは一つになりますので」
「プロイセンを軸にしてだな」
ここでもこの国だった。プロイセンこそがだというのだ。
そのプロイセンはどうかとだ。公爵は言う。
「プロテスタントの、ユンカーの国の」
「プロテスタントはお嫌いですか?」
「私はカトリックだ」
バイエルン王家の者としてだ。これは当然のことだ。
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