494部分:第二十九話 人も羨む剣その十六
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にはわからない」
王にとっては自分の為にしていることなのだ。そうした意味で王は自己中心的である。しかしその自己中心的なものがだというのだ。
「それは」
「やがておわかりになります」
「やがてか」
「はい。陛下がその世界に来られる時にです」
「卿の世界にか」
王は騎士の言葉を聞いてすぐにわかった。
それでだ。こう言ったのだった。
「そこに来ればか」
「そうです。その時をお待ちしていますので」
「私の行く世界は天界なのだろうか」
「天界ではありません」
「では地獄か」
「そこでもありません」
騎士はそのどちらの世界も否定する。そのうえでまずは地獄について話した。
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