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銀河酔人伝説
酔っ払いと親父達の誓い
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義者だ。だから労働組合出身者の君とは対立関係にある。だが君は私の政界の教え子であり、君のその素直な所を気に入っている。なにより同盟を救いたいという気持ちは私も同じだ。君に協力しよう。」

レベロがそう言うとトリューニヒトが続いた。

「親友であり弟分の君からそこまで頼まれて動かないようなら兄貴分の名が廃るだろう。今は出来ないことの方が多いが、協力は出来る。」

ホアンが口を開いた。

「君をこの世界に連れてきたのは私だ。君に未来を作ってほしいと言ったのも私だ。私には君に手を貸す道理がある。それに・・・この願いを叶えてやりたいと思うのが親というものだ。」

ホアンがグレゴリーの肩を叩く。

「親父・・・兄貴・・・叔父貴・・・!ありがとうございますうぅぅぅ!!!」

グレゴリーは涙と鼻水でぐしょぐしょになりながらホアンに抱き着いた。

「おいおいカーメネフ君、大の男が泣くんじゃないよ。」

「まあ彼らしくていいじゃないかレベロさん。それよりせっかくの酒の席なんだ誓いの盃といこうじゃないか。」

「君にしては中々の提案じゃないかトリューニヒト、ほらグレッグもいい加減離れろ。」

ホアンがグレゴリーを離し盃を持たせると4人は盃を掲げた。

「「「「我等4人、同盟救済をここに誓う!乾杯!」」」」

この誓いが自由惑星同盟にどのような影響を与えるか、今はまだ謎である・・・

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