序章 一つの終幕、そして新たな開幕へ...
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劉光「し..んぶ?なぜ?」
晋武『......』
彼女の剣は見事晋武の体に突き刺さり急所を突いていた。しかし対する晋武の方天画戟は、彼の背後に倒れてあった。何故なら彼は彼女を殺す気は一切なく、互いの間合いに入った瞬間に自身の方天画戟を捨てて、代わりに彼女の剣の先端を掴んで離さず自分の心臓へと突きたてたのだ。
これに対して、彼女は、劉光は涙を流しながら叫んだ。
劉光「何故だっ!!!なぜ!!」
晋武『俺は、もうお前とは陽の光には歩けん。許してくれ......』
劉光「そ..んな....晋武.....」
残酷な現実は、尚も続く....そして....
晋武『...良い天下を作れ...お前なら....やれ..る...ガハッ!!』
劉光「晋武!!!」
晋武は頭の鎧の口の部分から血が噴き出し、後ろに倒れる。彼女は彼の名を呼びながら、彼を抱き止めた。
劉光「晋武!!!」
晋武『...ハァ...雷轟...傍に来てくれ....』
晋武は、己の愛馬を呼びかけ傍に来させた。雷轟はすすり泣くように唸り、彼にすり寄る。
晋武『...泣くな...雷轟....これからは...彼女と一緒に....って、やっぱり...嫌か?』
晋武の途切れ途切れの言葉に、雷轟は涙を流しながら頷き、これには晋武も仕方ないと思い、愛馬の意志を尊重し受け入れた。そして彼は最後、劉光にこう言った。
晋武『....こんな..俺を....気に掛けてくれて.....ありがとう......』
その言葉を最後に、彼は息を引き取った。
劉光「...晋武?晋武!!おい!!晋武!!....いや...いやああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――!!!!!しんぶぅぅぅぅ―――!!!」
彼の死という結末に、彼女は耐えきれず唯々彼の亡骸を抱きしめ泣いた。彼の愛馬も同様に涙を流し、死んでしまった主を見つめていた。
それから暫くしてから劉光は落ち着きを取り戻し、そして涙を呑んで、私情を押し殺して自ら率いていた将兵たちに戦乱の終結を宣言する。
劉光「ッ....今!!戦乱を支配していた狂鬼王、晋武 古龍((しんぶ こりゅう))は死んだぁ!!これより、新たな時代!人が人として幸福溢れる希望に満ちた世界が始まる!!」
「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオぉォォォォォ―――ッっっ!!!」」」」」」
皆が心から喜びに満ちた雄叫びを発しながら腕を高く上げた。それからして多くの兵士たちは、戦場を後にし、劉光は彼の亡骸と彼の愛馬を暫
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