その30
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しまいました。
正直言って、それは全くの想定外でした。
けど。
「駄目、か?」
若干不安げにしている、珍しいサスケの姿に思う所が無いとは絶対に言いませんけどっっ!!
サスケからの思わぬデレに、思わず満面の笑みが溢れてしまいましたっ!
「ううん!全然!サスケが良いならそれで良いよっ!じゃあね、じゃあね、今日はサスケの好きな物作ってあげる!何食べたい?何作ろっか!!」
思わずはしゃいでサスケの正面に立って、サスケの両手をとって、ぶんぶんと上下に振り回してしまう。
今日はなんて良い日何でしょうかっ!
ミコトさん達が私を引き取ろうとしてくれてた事を知れて。
サスケがうちはの人達が使ってた武器屋さん紹介してくれて。
そして、それだけじゃなくて友達として私に歩み寄って来てくれたのに、更に距離を縮めようとしてきてくれました!!
サスケの方から!!!!
サスケは今まで、絶対に私のお家に遊びに来たいとか、そういう素振りは全然見せてくれなかったんですよね!
私がサスケのお家に誘われるのも稀でした。
なのに、何故かいつも気が付いたらサスケのお家で夕ご飯食べてて、それが普通になっちゃってたんだけど。
いつもなし崩しというか、なんとなくというかで。
それで気付いたら、夕ご飯はサスケのお家で食べて、次の日のサスケの朝ご飯を私が用意して帰るのが日常になっちゃったんですよね。
いつの間にか、サスケのお昼は、私の作ったお弁当だし。
サスケのお家にお泊まりした日は、そのままサスケのお家で、朝ご飯とお弁当作っちゃうし。
それに、最近じゃ、サスケのお家のお掃除とか、洗濯物とかにも手を出しちゃってなくもない。
…なんでこうなったんだったっけ?
きっかけって、何だろう。
でも、まあ、特に問題もないし、サスケの方からこんな風に要望出してくれるのって、私達はちゃんと仲良しの友達って実感できて、すっごくすっごく嬉しいです!!!!
「そうだ!じゃあさ、こないだは結局僕がサスケのお家に泊まったから、今日はサスケが僕のお家に泊まりにおいでよ!」
嬉しかったので、ヒナタを誘おうと思ってたお泊まり相手を変更して、サスケをまたお泊まりに誘って見ました。
問題は、お布団が一組しかないので雑魚寝になっちゃう事なんですけど。
その途端、サスケがぴしりと硬直した。
暫く固まって、まじまじと私の事をじいっと見詰めて来るので、思わず首を傾げたら、深い深い溜め息を吐いて、額をこづいてきました。
「このドベ。ウスラトンカチ。そう言う事は、お前の家に布団が増えてから言え。それと、何度も言っておくが、オレは男で、お前は女だ。男に気安く家に泊まりに来いとか言うんじゃねえ。家に泊めるのは女だけにしろ」
いや、泊め
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ