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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第5話 魔城構築
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当なら違和感ありまくりなんだろうけど、不思議と緑茶をしばいているのが良く似合っている。

「で、この家を拠点として使いたいって?」

「そういう事だ。勿論、見返りは十分に用意するし、この家が被害に合わないように対処させて貰う。
 ――――――それで、返事は?」

「いいぞ?俺にはあんた達が悪い人間には見えないし、飽く迄も聖杯を悪用するつもりは無いんだろ?」

「そのつもりだ。」

「ならいいさ、俺は構わない。それに見返りもいらない。」

「・・何?見返りがいらないってのは、どういう事だ?」

「それは・・・俺の気持ち的な物なんだよ。俺は困っている人を助けたいだけだし、
 見返りを貰うのは納得出来ないんだよ。まるで俺が報酬目当てであんた達助けてるみたいじゃないか!」

「・・・・だが、見たところお前は学生みたいだし、アルバイトをしている様子も無い。
 食費などの生活費位は必要になるんじゃないのか?」

「うっ!?・・・でも・・・」

「でももかかしもあるか。俺達とてこの歳になってニートだなんて嫌に決まっているだろう。
 報酬は2人分の家賃+食費として払う。これは決定事項だ、異論は認めんぞ!」

「しかしなぁ・・・・」

「それとも何か?お前は困っている人間の嫌がる事をやろうってのか?」

「うう・・・」
正論だけに反論のしようが無い・・・

「シリウス様、彼を虐めるのはそれくらいにしておいた方がよろしいですよ?」
今まで沈黙を守っていたキャスターが、何故か俺を庇ってくれた。

・・・というか、ただ単に会話に割り込むタイミングが取れなかっただけって感じもするけど。

「借りにも、彼は家主になるわけですし。」

「ま、飽く迄も借りにもだがな。」

「何か酷くない!?」

「え〜〜では、部屋割りを決めようか?」

「あっさり流された上に、話が勝手に進んでる!?」

「人間諦めが肝心よ?シリウス様のペースに嵌ったら、一昼夜は抜け出せないでしょうからね。」

「怖っ!?・・・・・わ、分かった割り切る様にする。その方が精神衛生上良いみたいだし・・・・」
つ、疲れる・・・精神的にも肉体的にも。

兎に角、シリウスは俺の隣の部屋、キャスターはシリウスの部屋の更に隣の部屋と決まり、
それぞれが各々の部屋の整理に勤しんだ。

・・・・それにしても、シリウスのあのタンスや机は何処から持って来たんだろうか・・?















(シリウスサイド)

この家の家主――シロウ(エミヤだと他人行儀で嫌だから、名前で呼んでくれと言われた)の許しを得て、
俺はこの屋敷の周囲に探知・防御・迎撃の順に結界を張っていく。

わざわざ結
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