第27話。変人と月の姫。
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さっちんを助けた次の日。きちんと学校には登校する俺。マジで偉い。
そして放課後。桜ちゃん(ちゃんと許可を得た)はぬいぐるみに興味があるらしく、教えてあげているのだ。
女の子らしくて実によろし。一成?生徒会やがな。
「桜ちゃんは家で何しとるん?」
「え?家で・・・・ですか?」
「おう。趣味的な話よ。」
「趣味ですか・・・・特には何も。」
「ほうかほうか。なら家でもぬいぐるみ作ってみ。材料とかはやるからの」
「いいんですか?」
「おう。桜ちゃんにも作る喜びをな、家でも味わってほしいねん。凛ちゃんやって家でチクチクやってるらしいで?」
「・・・・凛?」
「あっ、そう言えば言ってなかったの。俺らと同年代の女の子がいるんよ。遠坂凛ちゃんって言ってな。カワええんよこれが」
「知ってます。」
「マジで?」
「ええ。有名ですから。美人で、優秀で・・・・」
おふっ、桜ちゃんからダークサイドが噴出してきた。誰かー!ジャダイを呼んでくれ!
「桜ちゃん!」
「はい?」
「もっと笑うがええよ!」
「え?」
「アレなんですよ。桜ちゃんはもっと感情を外に出した方がええで?」
「感情をですか?・・・・正直苦手です。」
「苦手な桜ちゃんに今すぐニコニコ笑え言うんわ無理なことだと分かるで。せやから・・笑いの勉強や」
「笑いの・・・・ですか?」
ポカーンとした表情の桜ちゃん。フッ、衝撃を隠しきれんか。
「まずは基本や。何でやねん!」
「??????」
「ツッコミは笑いの基本やで?復唱や。何でやねん!」
「なんでやねん?」
「『で』の位置がアクセントや。何でやねん!」
こうして下校時刻までツッコミの練習をしていた晋吾と桜であった。
桜の向かう先はどっちだ!?
「何でやねん!」
「ほう。悪くないで、さっきの」
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