第27話。変人と月の姫。
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観察眼が優れ、ベラベラと話したがる晋吾とはいい関係が築け、最終的には「意心地がいいから」と結婚に至った。
恋愛をしたことのない晋吾は、知らず知らずのうちに『この』真祖の姫に惹かれていく
だがしかし、ある少年によって短く儚い恋に、と言うよりも恋だと気づく前に終わってしまうことを晋吾には知りうるはずがなかったのであった。
「所で、ろあ?だったかの?見つかったんか?」
そう言うとアルクェイドは新聞を晋吾に差し出す。
「連続殺人事件。・・・・ロアの仕業だというんかい?」
真祖の姫さんは静かに頷く。おかしいな、朝見た朝刊にはこんな記事はなかったはずなんだけど。
アレか、魔術師による情報操作って奴か、どうせなら現地でも情報操作しておけよ。
「あなたは・・・・ロアを追ってきたんじゃないの?」
「お?入る時言ったやろ?暇つぶしやって。それに追ってんのはお前さんやろ?」
「・・・・・・」
「でももう動いてるってわけや、これは探しやすいかのぉ」
「・・・・ホント?」
「おう。次動く時が勝負や。」
次の日、学校から帰ってきたらすぐに、ロアとの対決を想定して『相棒』の作成に取り掛かる。
やはりですね、安く仕上げようとか考えていたから悪かったのですよ。本当にすまない我が聖剣エス○リボ○グよ。
今回のバットは既製品バットではなく3月に依頼していたオーダーメイドバット19950円、素材は天然メイプル。
重さ、長さ、ヘッドの位置、グリップの太さ、全てが俺に適した新しい相棒である。
それに、「しばしの痛み、許せよ」と言いながら釘を打つ。計20本。んでペンキで黒く塗る。完成。
聖剣エス○リボ○グU爆誕である。
「二万もかけたのに本来の用途に使ってあげないのって、可哀想に思うんだけど・・」
「フッ、流石やなシロちゃん。その優しさが世界を救うやで。」
「そんなのにやられる死徒がかわいそうだわ」
死徒に同情なんぞいらんのや、姉ちゃん。
ちなみに、二十七祖とやったときの覚醒みたいのは何度か試したけど出来なかった
厨二なセリフを何度か口調を変えて試したのにも関わらず、うんともすんとも言わん。めちゃめちゃハズい。
あれか、気力150で発動する特殊技能って考えておけばいいのか。
そして21時。姉ちゃん就寝の時間である。フッ、お子ちゃまめ!さて、今のうちに抜け出しますか。
午後9時半。真祖の姫さんと合流。ヤッホーって言われた。あんた誰よ?
なんかあったのかと聞いてみたら
「いやねー。殺されちゃってさ―。調子でないのよねー」
って軽く言われた。ノリがメッチ
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