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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第91話:人質は確かに厄介だが、人質が問題ありなら脅威にはならない
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力が上になっていくと言う最早拷問レベルの攻撃。

とどめの大振りの拳は御丁寧にも聖なる光を纏わせているので恐らくはエンジェモンのヘブンズナックルを真似た物だろう。

確かエンジェモンなどの天使型デジモンは善の存在には優しく、悪の存在には厳しいらしいが、流石の天使型でもここまで徹底的にはやらないだろう。

と言うかベリアルヴァンデモンがマグナモンの今年から今までの治へのストレスを発散させるためのサンドバック状態となっている。

「これで終わりじゃないぞ変態仮面!今までのお前へのストレスをここで全てぶつけてやる!!」

クワッ!!

まだまだ発散出来てないのか、鬼の形相でベリアルヴァンデモンと治を睨むマグナモン。

『ひ、ひぃいい!!』

治の恐怖に染まった悲鳴が響き渡る。

「喰らえ!!そしてくたばれ!!変態仮面とついでにベリアルヴァンデモーーーーンっ!!!プラズマシューーーーーートっ!!!だーだだだだだだだ!!!でぇえええええやあああああああっ!!!!!(#゚Д゚)ノ」

「『ぎゃああああああ!!!』」

踵落としを叩き込んで地面に沈んだベリアルヴァンデモンに向かって無慈悲なまでに降り注ぐミサイルとマグナモンの両手から発射されたプラズマ弾の雨。

それはまるで某野菜王子の弾幕の如く。

今のマグナモンの気迫はデーモン戦の時は愚か、3年前のアポカリモン戦時をも遥かに上回っていると言っても過言ではない。

顔文字がついてる所を見ればどれだけマグナモンの治へのストレスが溜まっていたのかお分かり頂けるだろう。

「行けー!!そこだー!!」

「殺っちゃえ殺っちゃえー!!」

ゴマモンやパルモンに至ってはマグナモンを嬉々として応援する始末である。

「…………」

「どっちが悪者だか分からんなあ…」

完全なワンサイドゲームに太一が沈黙し、ヤマトが思わずポツリと呟いた。

「ハッ、自業自得よ」

「エンジェウーモン……」

「な、何よヒカリ…私は謝らないわよ!?」

鼻で笑うエンジェウーモンにヒカリは微妙な表情を浮かべ、エンジェウーモンは慌てるが撤回しなかった。

「と言うより良くエネルギーが保ちますね」

「あ、本当。あんなに技を乱発したらすぐエネルギー切れになりそうなのにねメイメイ」

拷問レベルの攻撃を乱発しているのにマグナモンのエネルギーは全く衰えていない…寧ろ増している気がする。

「ふむ、どうやらこの世界は想いが力になる世界のようですね。多分、マグナモンが一乗寺治とついでにベリアルヴァンデモンを叩き潰したい想いが強いから全くエネルギー切れにならないんですよ」

治が本命でベリアルヴァンデモンがついで扱いなことにツッコミを入れるべきかもしれない
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