第71話
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本を贈りたいってことだろう?」
「ふふ、その通りです。」
「わかった。ちなみにゲルドはどんな人へのプレゼントを選ぶつもりなんだ?」
「私はリウイお義父さんと分校長よ。二人とも誇り高い人で、優しくて武術は相当の腕前で、それでいて知識も私なんかとは比べ物にならないくらい豊富な人達よ。」
「つ、次はリウイ陛下と分校長か。……………………ゲルドの考えている事もわかってきたな。それぞれ仕事で多忙な二人に、頭の体操代わりに遊具でリラックスしてもらおうと思っているんだろう?」
「ええ、そうよ。」
「わかった――――それじゃあ考えてみるか。」
その後リィンは考えた末カウンターに来て二人にそれぞれの候補を伝えた。
「ティータは――――『帝国山水百景』と『帝国甘味集』なんてどうだ?水辺や花の写真も多いし、甘味は卵を使う事が多いらしいから、二人のそれぞれの趣味や好みに合うんじゃないか。」
「確かに――――野外を出歩く事も多いし、色んな町に出歩くからピッタリかと!それに……もう一度エレボニアに行きたがっていたので…………」
(ふむ……?)
「と、とにかく二人にピッタリの最高のプレゼントだと思います。」
「はは、ならよかった。ゲルドは――――二人にはそれぞれVMのスターターセットなんてどうだ?」
「VMは確か最近流行り出したカードゲームよね……?うん、二人とも仕事の合間にカードのデッキを考えたり、カードを持っている人達と対戦したりできるから二人にとってピッタリだと思うわ。――――すみません、これを二つください。」
「私はこれとこれをを一つずつください。」
「あいよ、まいどあり!」
「それじゃあ、最後はブティック”ラパン”に向かっていいでしょうか。」
「ああ、了解だ。」
そして二人はリィンが選んだプレゼントを購入した後、最後にブティックに向かった。
〜ブティック”ラパン”〜
「この店はけっこうお洒落で……って、ユウナたちとリーゼアリアも来ているのか。ふむ、内容によっては相談に乗ってもらうのもアリかもな。」
ブティックに入ったリィンはブティックで服を選んでいるユウナとミュゼ、リーゼアリアに気づいた。
「ふふ、確かにそれもいいかもしれませんね。ちなみに最後の贈り相手はヨシュアお兄ちゃんとツーヤちゃんです。」
「私はお義母さんとイリーナお義母さんよ。」
「よ、予想はしていたがやっぱりルクセンベール卿達もか……って、ゲルドが言っていた『イリーナお義母さん』って、まさかリウイ陛下の正妃であられるイリーナ皇妃陛下の事か?」
二人が送る相手を思い浮かべたリィンは冷や汗をかいて困った表情をした後ある事に気づき、表情を
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