暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica27次元世界最強の10代女子〜Sieglinde Eremiah〜
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いになるし。挨拶をちょこっとね。ルシル、アイリ。あなた達も同席をお願い」

「了解だ」「ヤー♪」

アウストラシアの聖王家とフライハイト家、シュトゥラのイングヴァルトと魔神セインテスト家の直系、ガレア王家、そしてエレミアの一族。それがあと少しで一堂に会することになる。

(エレミア・・・。ジークリンデ選手は、どう向き合っているのでしょうか・・・)

「あの、お客様がいらしたのでしたら私はもうこれで・・・」

「ありがとうございました、エルスさん。エントランスまでお見送りさせてください」

私たちチームナカジマは、お世話になったエルスさんをお見送りする為に一同エントランスへ。エントランスではオットーさんとディードさんが控えていました。会釈していると、ゴンゴンゴンと玄関扉のノッカーが叩かれた音が。

「「はい!」」

オットーさんとディードさんが両開きの玄関扉を外へと向かって開くと、そこにはテレビで観たジークリンデ選手が居り、側にはヴィクターさんと執事のエドガーさん、それに「ミカヤさん、番長!?」とヴィヴィオさん達が驚かれたように、この場に居ないはずのお2人もご一緒でした。ルーツィアさん達が「いらっしゃいませ。どうぞお上がりください」と招き入れます。

「本日はお招きしていただきありがとうございます」

「おう、ちびっ子ども。オレはちょっとそこでミカ姉と会ってな」

「さらに言えば、ヴィクターの車がフライハイト邸へ向かって走っていくのを見て、もしやと思い来てみれば・・・」

「お嬢の車が入っていくじゃねぇか。しかも車ん中にはジークも一緒だしよ」

一礼したヴィクターさんやエドガーさんをジロリと見た番長さん。ヴィクターさんは「本来、今日招かれたのは私とジークだけだったもの」と小さく溜息を吐きました。

「むぅ、確かに勝手に付いて来たのは申し訳なかった」

それを聞いてミカヤさんがヴィクターさん達に謝罪しました。その間、私はジークリンデ選手を見ていたのですが、インターミドルの試合映像で見た堂々とした佇まいは今では鳴りを潜め、ヴィクターさんに隠れるような姿勢です。ひょっとしたら人見知りなんでしょうか・・・。

「まぁいいじゃない、ヴィクトーリア。ミカヤちゃんと番長とは知らない仲じゃないし」

「あ、あの! チャンピオンがどうしてここに!? それにダールグリュン選手とシェベル選手まで!」

「あら? エルスさん。どうし・・・あ、チームナカジマの子たちとの練習日が今日だったのね。お疲れ様ですわ」

「やあ、エルスちゃん。去年ぶり」

「おいこら、アホでこメガネ。オレをシカトするとはどういう了見だ? 今年のインターミドル前に決着付けとくか、あ?」

エルスさんは口をわなわなと震わせ、何故か
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