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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica27次元世界最強の10代女子〜Sieglinde Eremiah〜
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る。複数のバインドに捕まらなければ押し切れそう・・・。

「でぇぇぇい!」

――ソニックシューター・アサルトシフト――

「はああああ!」

――アレスティングネット――

シューターとバインドが激しくぶつかり合って互いに弾き飛ばされる中で、わたしとエルスさんは真っ直ぐ相手を見詰めて攻撃を繰り出し続けた。

†††Sideヴィヴィオ⇒アインハルト†††

都市本戦8位の成績を収めているエルスさんとの練習試合を複数回とこなし、ノーヴェさんとチームナカジマとミウラさんはエルスさんと一緒に昼食を終え、今は食後のコーヒーブレイク中です。練習試合の私の戦跡は4戦1勝1敗2引き分けとなった。1戦目にバインドの餌食となり、2戦目と3戦目に慣れてきて、4戦目でギリギリでしたが勝てました。

(ですが繋がれぬ拳、アンチェインナックルの不発も何度かありましたし、完璧に使いこなせるようにもっと鍛錬しなければ)

「皆さん、今年が初参加だというので少々侮っていましたが、恐ろしいほどまでに個性的な戦闘スタイルで驚きました。私もまだまだ鍛練が足りないと知ることが判りました」

全体的な勝率で言えばエルスさんの勝ち越しでした。都市本戦出場経験者としての誇りもあるのでしょう、やはり全勝できると考えていらっしゃたのでしょう。ですが私たちとて日々鍛錬を行っています。都市本戦出場経験者と闘い合えるまで・・・。

「ジム通いだけでは得られなかった経験でした。また、こういった練習試合を催すつもりでしたら声を掛けていただいても?」

「ええ、その時はぜひお願いします!」

ノーヴェさんとエルスさんが握手を交わしてニッと笑みを浮かべたその時、食堂の扉が開いた。入ってきたのは「おーっす!」と挨拶をしたシャルさんと、「ノーヴェ。例の客が来たようだぞ。正門前に車が止まるのを見た」と言うルシルさん、そしてルシルさんの右腕に抱きつくようにして歩いてきたアイリさんの3人。

「ふぁ、ふあああああ! は、は、ははは初めまして! 私、エルス・タスミンといいます!! チーム海鳴のご活躍はかねがね、です!」

ガタッと勢いよく立ち上がったエルスさんが言葉に詰まりながらの自己紹介。シャルさん達も改めての自己紹介の後、エルスさんと握手を交わしました。エルスさんは「ほわぁ! 今日はなんて素晴らしい日!」と感動に体を震わせ、シャルさん達が「大袈裟だよ♪」と照れ笑いを浮かべました。

「シャルさん。応接室をお借りしますけど、いいでしょうか?」

「この家に居る間は遠慮は無用だって言ったはずだよ、ノーヴェ。もちろん使ってもいいから。というよりもう準備してあるから使って。あ、わたし達も同席させてもらって良い? 一応この家の人間だし、彼女に会うのも10年ちょっとぶりくら
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