ダン梨・E
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こうして、バミューダとヘルメスの誰得同盟がここに為る。
これがヘスティア・ファミリア諜報部隊「竈の煤」の始まりとなることを、誰も知らない。
その後もベルとバミューダの快進撃は止まらなかった。
アポロン・ファミリア相手に他のファミリアを強引に巻き込んで水面下で熾烈な争いを繰り広げた挙句、ヘスティア・ファミリア有利の条件での戦争遊戯にこぎつけて勝利。これによって周囲からもバミューダがファミリアの頭脳であることが認識され、「運命の車輪」の二つ名が相応しかったことを証明する。
「はははははっ!ダイダロスを味方につけた俺に、情報戦で!!勝てるわきゃねーだろぉぉぉぉぉッ!!」
「うわぁ、やりたい放題やってテンションMAXハイパーキチーダだ。この状態になると徹夜テンション並に面倒くさいんだよねー」
「バミューダ様って意外と安定よりやりがいの人ですよね」
また、ヘルメスとの交流から闇派閥との戦いにも身を投じ、イシュタル・ファミリアとの動乱ではそれを利用して戦いを三つ巴の状況まで持ち込みつつ完全勝利を手に入れ、ランクアップを果たす。同時に危険人物扱いされるが。
「ま、後は尻尾を踏まれた女神とでも『仲良く』やってくれや、イシュタルさん?」
「誰の事?ねぇ誰の事!?なんで当事者で僕だけそれ知らない話出てくるの!?」
「はははベル。知らない方がいいこともあるぞははは」
「絶対件のヤンデレメンヘラ豚狂いクソビッチ神のことだ!?」
その後も巻き込まれ主人公のフォローをするためにガンガン周囲を巻き込みながら梨を値切り、梨の生産を行うファミリアに目を付けられて梨大臣の異名を得たり、ネタ方面でも遺憾なくその頭の可笑しさを発揮しまくった。
一方でコルヌーが主神テュケーのアドバイスで急に女の子らしいおしとやかさを見せ始めたことで人間関係が急激に変化し、結局コルヌーペースで押されてしまってなし崩し的に関係をもったりもした。梨だけに。
こうして彼は、ベルと共にオラリオの台風の目へと成長していったのであった。
終生彼の来歴については謎のままであったが、そのベルと全く方向性の違う波乱の人生は後世に面白おかしく語り継がれていったという。
バミューダ・トライアングル。
正式に得た二つ名と親しまれた二つ名……
『運命の車輪』
『万禍招来火薬庫』
『梨値切魔人』
『梨大臣』
のちに彼の出版した自伝のラストは、この言葉で占められている。
――ダンジョンに梨を持っていくならヘスティア・ファミリア監修ヴィーナス・ファミリア産ヘ
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