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ロキを愛する冒険者がいるのは間違っているだろうか
閑話 その時ロキは
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か。
どちらもそんなに悪くないし、前回の時に出た案に比べたら、とても良いし」
前回のレベル4のランクアップ時の
神々の悪ふざけを思いだし、ヘスティアは顔をしかめる。

そのままオックススレイヤーかオックスハンターのどちらかで決まろうとしたとき

「私から一つ提案が」

「俺からもベル君の二つ名に意見が」

二人の男神がほぼ同時に声を上げた。

「なんやキザ男共」

声を上げたのは、長い金髪の男神デュオニュソスとヘルメスだった。




「ヘルメスはともかく、デュオニュソスが意見を出すなんて珍しいのう。
二つ名議題で意見だしたなんて、
フィルたんの二つ名決めた時ぐらいちゃうんか自分?」

「そんなことはないとは思うが、
まぁ今都市を最も騒がせている冒険者だからねぇ、私とて気になるさ」


「何やヘルメス、ベルクラネルの二つ名を決めたいかんか?」

「俺は、ベル君のファンだからねぇ。
以前から暖めていた二つの案があるのさ」
髪をかきあげながら、ヘルメスが
答える。
その笑みからは、考えた二つ名に
対する自信が現れている。

「本当かいヘルメス
でも前回の神会の時にはいなかったじゃないか。
そんな暖めていた二つ名があるなら
何故言わなかったんだい?」

ヘスティアが疑い深そうな目で、
ヘルメスを見る。

「あのときはまだ大仰だと思ってね。
でも今のベル君ならこの名を授けても、名前負けしないと確信したんだよ」


「ほぉーそこまで自信があるんか?
でデュオニュソス、自分はどうなんや」

「私はヘルメスほど自信満々ではないが、私がベルクラネル彼を見たイメージをそのまま、二つ名とさせてもらったよ」

謙遜しているが、その口調からはそれなりの自信がロキにはうかがえた。

「面白いなぁ自分等?
ほな一斉にその自信満々の二つ名を
叫んで貰おうか」

「ボクも聞きたい。
ヘルメス、デュオニュソス君たちはボクのベル君にどんな二つ名をつけるんだい?」

興奮したヘスティアが前のめりに
なって、声を荒げる。

「参ったなぁそこまで期待されてしまうと、緊張してしまうなぁ」

「おっとデュオニュソス、君は
自信がないのかい? 
俺はこの二つ名に自信を持っているから、ロキのご希望通り叫けべるぜ」

「ふっ流石はヘルメスだな。
良いだろうロキに乗ってここは
二人のネーミングセンス勝負と行こう」

ヘルメスの挑発に、それとわかっていながらデュオニュソスは乗る。

「よっしゃ決まりや、面白なってきたわぁ、キザ男同士のネーミングセンス対決、見物やわ。
ほないくでぇ3・2・1・0ぉー」

「白兎の英雄(ラビットヒーロー)」 
「リトルヒ
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